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わずか1日で記録更新。コールが投手史上最高額9年353億円で“相思相愛”の悪の帝国へ

2019/12/11(水) 15:25配信

THE DIGEST

 驚天動地ーー。

 10日、今オフのFA市場で最も注目されたゲリット・コールが、ヤンキースと9年3億2400万ドル(約328億円)で契約したことが分かった。この金額はFA史上歴代2位、投手では9日にナショナルズと再契約したスティーブン・ストラスバーグ(7年2億4500万ドル)を抜いて歴代最高を更新した。

 アストロズに所属していたコールは今季、球史に残る快投を披露した。防御率と奪三振の二冠を獲得し、奪三振率13.82は歴代1位。5月27日から閉幕まで22試合で16勝0敗と難攻不落のピッチングを見せ、最終9試合すべてで2ケタ三振を奪うメジャー新記録を打ち立てた。

 ポストシーズンでも大活躍した右腕を巡っては、ヤンキースのほか地元カリフォルニアのエンジェルスも移籍先の有力候補に挙がっており、契約金は2015年オフにデビッド・プライス(レッドソックス)が得た7年2億1700万ドルが“最低ライン”とも言われていた。

 そして今回、コールが手にした金額は、昨年ブライス・ハーパー(フィリーズ)が樹立した13年3億3000万ドルに次ぎ、FA史上歴代2位、投手では最高額となった。年平均3600万ドル(約39億円)は、日本でいえば阪神の総額(約34億円)を一人で上回っていることになる。

 そもそも、ヤンキースとコールには不思議な縁があった。コールは父の影響で幼少期からヤンキースファンとして育ち、01年のワールドシリーズの舞台となったバンクワン・ボールパーク(現チェイス・フィールド)には、当時11歳のコール少年がヤンキースのキャップをかぶり、ピンストライプのジャージを着て応援していた。「ヤンキースファン、今日も明日も、永遠に」というボードを掲げて。そして、高校最終学年の08年、初めてドラフト指名された球団もヤンキースだった(1巡目/全体28位)。

 指名を拒否してから11年の月日を経て、コールとヤンキースはついに結ばれることになった。

構成●スラッガー編集部

最終更新:2019/12/11(水) 16:00
THE DIGEST

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