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50代新社長の半数が後悔…事業承継は早いほど良い理由とは?

2019/12/11(水) 7:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

中小企業の事業承継にあたって、身内や社内に後継者候補がいればひと安心ですが、実際に経営を引き継ぐためには様々な準備が必要です。しかも、それらには多くの時間がかかり、一歩一歩着実に取り組まなければなりません。一般に、事業承継の準備は早ければ早いほど良いといわれますが、そこにはどのような理由があるのでしょうか。今回は、「早めに事業承継の準備をする」べき理由とメリットについて見ていきます。

事業承継のタイミングはどうしても遅れがち

事業承継の最適なタイミングは、それぞれの企業で異なるのは当然です。しかし、事業承継は今日明日ですぐにできるようなものではありません。よくいわれるのは、経営者が事業承継へ向けて準備を開始してから、実際に後継者へ引き継ぐまでには5年から10年はかかるということです。経営者の平均引退年齢は70歳前後とされるので、後継者の育成期間を踏まえると、60歳ごろには事業承継の準備をスタートしたいところです。

しかし、60歳頃まで事業承継について考えなくてもいいのでしょうか。そんなことは決してありません。少し前になりますが、事業を承継した時の経営者(承継する側)の年齢別に、事業承継のタイミングに関する調査をしたアンケート結果があります。それによると、「ちょうどよい時期だった」と回答する割合が最も高い年齢層は40~49歳であり、平均年齢は43.7歳でした。

一方、承継時における経営者の平均年齢は50.9歳で、「もっと早い時期のほうがよかった」と回答する経営者の承継時の平均年齢も50.4歳であり、7歳ほどのギャップが生まれています。

なぜ、これだけ遅れるのかといえば、日々の経営で精一杯、どこから手をつければいいのか分からない、相談相手もいないということから、「もう少しあとでもいいか」と先送りしてしまうからでしょう。

会社を引き渡す側の経営者の年齢別に事業承継の準備状況を見ると、50歳代でもわずか3分の1にとどまります。60代を超えても「これから準備をする」「現時点では準備をしていない」という割合が5割ほどを占めています。事業承継が難しいというのも実は、準備を先送りした結果というケースがかなり含まれているように思われます。

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最終更新:2019/12/23(月) 20:30
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