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「儲かるなら自分がやれば?」と投資セミナーで質問すると…

2019/12/11(水) 11:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

「老後資金のために“資産運用”をしましょう」と国から急に言われても、多くの日本人はお金の知識が少なく、対応に困ってしまう。実は「リスク」にあたる言葉は日本語にはなく、投資の概念自体、日本人はイメージすることが難しい。そのため、銀行に塩漬けにするか、投資ではない投機(ギャンブル)に走ってしまうという極端な状態に陥りがちだ。しかし、不動産、太陽光、株式、債券、M&A……と世の中には投機ではない投資案件がいくらでもある。これら投資案件のリスクを管理しながら、自身の資産を自身の責任を持って「増やし・守る」ことが真の資産運用である。そして投資案件のリスク管理に最も適している方法が「セミナー」への参加なのだ。

なぜ「投資セミナー」は胡散臭いのか?

「お金儲け」の話、そのなかでも「投資セミナー」ほど参加前に胡散臭く感じるものはない。いや、参加中でも「そんなにうまい話があるものか!」「どうせ自分が儲けようとしているのだろう……」という気持ちで聞いてしまう。

もちろん、お金はとても大事なものだから、それくらいの態度でいたほうがいい。

セミナー登壇者(話し手)がお金に関するアドバイスをしていたら、「そのとおりに動いたら、誰が得をするのか?」をしっかりと考えるべきだ。ほとんどの場合、セミナー登壇者が得をすることだろう。

では、誰が損をするのか?

セミナー登壇者のアドバイスどおりに行動して、「セミナー登壇者が儲かり、行動した人が損をする」仕組みになっていたら、それはもうほとんど詐欺だ(残念ながら、そういった詐欺まがいのセミナーもある)。

投資に絶対はないから、購入した結果、資産が増やせるかどうかは不確実性を伴う。しかし、「セミナー登壇者≒投資商品の売り手」にとっては、少なくとも売上はたつ。

このような図式で考えると、投資セミナーというのは「登壇者(話し手)=投資商品の売り手」、「受講者(聞き手)=投資商品の買い手」であって、セミナーの内容はいくら「役立つ情報を教えます」とオブラートに包んでいても、結局は「自社商品のプレゼン」であるわけだ。

とはいえ、ダイレクトに「投資商品の説明会をやりますよー」と宣伝しても、現状の日本においては人が集まらないことを経験則でどの企業も知っているため(そう思い込んでいる面もある)、「セミナー」という形で開催するのである。これはベテランの投資家にとっては、周知の事実であり、そのつもりで参加する人も多い。しかし、何も知らない素人が、胡散臭いと感じても当たり前だろう。結局は自社商品のアピールの場なのだから。

上記の基本構図を理解していると「そんなに儲かるなら、自分が投資すれば?」とセミナー登壇者に聞くことは、あまり意味のないことだとわかるのだが(周りの投資家たちに「素人だな」と思われるし)、どうしても納得がいかないときは、聞いてみることは悪いことではない。セミナー登壇者が「商品の売り手」なのか、「自分と同じ投資家でブローカーもやっている」のか、はたまた「詐欺師」なのか……その回答で明確になることもあるだろう。

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最終更新:1/9(木) 18:27
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