ここから本文です

日経平均の動きが「バブル崩壊時」に似てきた?

2019/12/11(水) 5:35配信

東洋経済オンライン

米中貿易戦争への警戒感が大きく和らいだこともあり、日経平均株価は昨年の高値2万4270円(終値)を超えるとの見方も増えてきた。今後はどうなるのか。国際テクニカルアナリストで、「Kチャート」の考案者である古城鶴也氏が同チャートを使って、今後のマーケットを予測する。

この記事の写真を見る

■日経平均は、3万円を目指す軌道に入ったか

 日経平均は、8月26日の2万0261円を底として、ほぼ一直線に上昇し、12月2日には終値で2万3500円を上回ってきました。この調子であと1000円弱も上昇すれば2018年の高値を超え、平成以降では経験したことのない、まったく新しい上昇相場に入ることになりそうです。本当にこの上昇は続くのでしょうか。

 そこで、日経平均の月足をKチャートで見てみると、11月の月足はピンクの帯(高値圏)の中にあることがわかります。

 ここでKチャートの見方・使い方を簡単に説明します。

 さて、Kチャートの見方を日経平均の月足に当てはめてみましょう。現在はピンクの高値圏の上限に到達しています。よって、もしこれまでの相場基調に変化がないのであれば、月足は遠からず反落に転じることが予想されます。

 一方、続騰となって高値圏を連続して押し上げるように推移するのであれば、月足は新しい上昇相場に入ることが予想されます。つまり、今は反落に転じてこれまでの相場が続くか、あるいは新しい上昇相場に入るか、まさに判断の分かれ目にきていることになります。

■景気の現状は予想以上に厳しい

 では、テクニカル分析で判断がつかないときは、どうすればよいのでしょう。このようなときは経済環境も確認します。投資判断は、テクニカル分析だけで決めればよいという人もいます。

 しかし、テクニカル分析は、「相場で利益を伸ばし損失を限定する」ためのテクニックにすぎません。「相場で利益を伸ばし損失を限定する」という目的のためには、テクニカル分析だけでなくファンダメンタル分析も組み合わせたほうがよいと思います。長い目で見れば、株価と景気は連動しています。景気がいいときには、株価は総じて堅調ですし、景気が悪いときには軟調になります。

1/3ページ

最終更新:2019/12/11(水) 5:35
東洋経済オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事