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全面改良でFF化した新型「BMW1シリーズ」の最強モデル・M135iに試乗!

2019/12/11(水) 6:20配信

週プレNEWS

マンガ『天才バカボン』とコラボしたCMが話題を集めているBMWの新型1シリーズ。8月に発売となったコイツの最強モデル・M135iを気鋭のジャーナリスト・竹花寿実(たけはな・としみ)が都内でがっつり試乗! その実力に迫ってみた。

【画像】M135iの外観、内装他

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■新型1は激戦区を勝ち抜けるのか?
ヨーロッパで「Cセグメント」と呼ばれるカテゴリーは、VW(フォルクスワーゲン)ゴルフを筆頭に世界中の自動車メーカーがしのぎを削っている、極めて競争が激しい市場である。その理由は、販売ボリュームが最も多く、このセグメントにおける成否が、自動車メーカーの業績とブランド価値に大きな影響を与えるからである。

そんなCセグメントは、別名"ゴルフクラス"と呼ばれるほど、かつてはVWゴルフが圧倒的な強さを誇っていたが、1990年代後半以降にプレミアムブランドが参入し始め、今では多彩な個性が顔をそろえる。

BMW1シリーズも、2007年に初代がデビューした、比較的新顔の部類に入るモデルである。1994年に登場したE36型3シリーズ・コンパクトにルーツを持つ1シリーズは、BMWのスローガン「駆け抜ける歓(よろこ)び」を体現したスポーティなモデルとして、また、セグメントで唯一の後輪駆動モデルとして、走りにこだわるユーザーから高い支持を得てきた。



お膝元のドイツでは、走りがいいクルマの人気が周辺国と比べても特に高いこともあって、FRの歴代1シリーズはコンパクトカーながら「違いのわかる男のクルマ」的な位置づけとなっている。

歴代モデルに1シリーズMクーペやMパフォーマンスモデルといったハイパフォーマンスバージョンが用意され、また、その走りが素晴らしかったことも、このような評価につながっているのは間違いない。

しかし、FRはメリットばかりではない。エンジンが縦置きで、直6の搭載まで想定した歴代1シリーズは、Cセグメントではどうしてもキャビンを長く取ることができず、特に後席空間の広さでFFを採用したほかの競合モデルに水をあけられていた。



BMWとしては、走りはもちろん大事だが、ユーザーの使い勝手向上も無視できない。BMWはライバルの室内空間がどんどん拡大するのを受けて、ついに1シリーズもFF化した、というワケだ。

エンジンを横置き搭載する前輪駆動モデルとなった新型1シリーズは、先代と比較して後席空間が前後に40mm拡大。実際にリアシートに座ってみても、身長176cmの筆者で膝前に拳(こぶし)が縦にひとつはいるくらいの余裕があり、先代までのような窮屈な感覚はない。リアドアの開口部も明らかに広がり、乗降性も高められている。

また、ラゲッジ容量も20リットル増の380リットルと、最大のライバルであるメルセデス・ベンツAクラスを10リットル上回る。つまり新型1シリーズは、ライバルと互角以上の高効率なパッケージングを実現した。

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最終更新:2019/12/11(水) 6:20
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