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「婚活アプリやパーティーも試したが…」一橋大卒・好条件男が、結婚できない理由

2019/12/11(水) 5:20配信

東京カレンダー

今とは違う“何者か”になりたい。

ここ東京では、そんな風に強く願い行動した者のみが掴める、成功や幸せがある。

彼らは「勝ち組」・「成功者」と称され、周囲から、羨ましがられ、時に妬まれる。

しかし、ご存じだろうか。

彼らは、その影で、ジレンマに苛まれ様々なコンプレックスと戦っていることを…。

この連載では、そんな「勝ち組」となった彼らの、その後のリアルストーリーをお届けする。

Vol.5:ロジカルバカと言われた男

名前:伸夫(仮名)
年齢:38歳
職業:外資系コンサルタント


平日20時。六本木の蕎麦屋に伸夫は現れた。

優に180cmを超えているだろう高身長に、引き締まったボディライン。もうすぐ40歳という年齢を考えると、それなりに身なりには気をつかっていることが伺える。

「この後また仕事に戻らなくちゃいけなくて、食事しながらでもいいですか?」

仕事が激務で、日付が変わってから帰宅することがほとんどだと語る伸夫は、夕食の時間を使って話をしてくれた。

伸夫は八王子の出身で、現在は赤坂に住んでいる。幼いころに父が他界してしまったため、母は一人で暮らしており、実家にはよく帰省しているという。

「母は女手一つで僕を育ててくれたんでね、少しでも親孝行したいなと思っているんです。最近は孫の顔が見たいと言われて。僕もそろそろ結婚したいなと思っていたので婚活し始めたんですけど、中々うまくいかなくて…(笑)」

一橋大学を卒業後、小規模のIT系コンサル会社を経て、現在は外資系コンサルタントとして2,000万近くを稼ぐ伸夫。婚活するにあたって市場価値は高そうであるが、何がネックになっているのだろうか。

頭脳派となったきっかけは、母を喜ばすため

もともと小さい頃は、勉強もスポーツも特別できるというわけではなかった。これといって得意分野があるわけでもなく、いたって普通の少年だった伸夫だが、あることがきっかけで勉強に目覚めたという。

「小学6年の時に父親が病死し、母が本当に落ち込んでしまったんです。僕ももちろん悲しみのどん底にいましたけど、唯一の家族となった母にまで塞ぎ込まれてしまったらたまったもんじゃない。おどけて見せたり、いつも以上に冗談をいってみたり、あれやこれやと母の機嫌を取ろうとしましたね」

伸夫としては辛い過去だったはずだが、そう言って淡々と当時の胸の内を語ってくれた。

「ある時、テストで100点を取って帰ったことがあったんです。そしたら母が何よりも喜んで、僕のことをこれでもかってくらい褒めてくれたんです。あー、こうすれば良いんだって学びました」

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最終更新:2019/12/11(水) 5:20
東京カレンダー

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