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炎上を超えて: バーバリー が指し示す、サステナビリティプランの全容

2019/12/12(木) 9:01配信

DIGIDAY[日本版]

再販市場へと手を広げる高級ブランドが増えている。

バーバリー(Burberry)もまた、11月に再販プラットフォームのリアルリアル(The RealReal)との提携を開始した。同社はG7によるファッション協定への参加を表明した。これは、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロに抑え、2022年までにカーボンニュートラルを達成するという世界的目標の一環で掲げられた協定だ。同社はこれ以外にも、ここ数年のあいだに持続可能性の取り組みを多数展開している。昨年バーバリーは売りさばけなかった大量の衣類を燃やして処理していることが問題視された。これを受けて同社は現在、持続可能性を重んじる企業というイメージを育もうと取り組んでいる。

バーバリーの企業責任担当バイスプレジデントを務めるパム・バティ氏によれば、同社が持続可能性についてはじめて真剣に考えはじめたのは15年以上前だったという。バーバリーは2018年に3600万ドル(約49億円)の衣類を焼却処理したと報じられたが、その1年前の2017年に同社が発表した、2022年までにカーボンニュートラルを達成する5カ年計画の立案にも同氏は携わっている。

「最近はじめたばかりの取り組みではない。だが強く力を注ぐようになっていることは確かだ」と、バティ氏は語る。

ポジティブな属性を「商品」に

同社の取り組みは「商品」、「運用」、「無駄」という3本の柱を中心としているという。「商品」に関していえば、バーバリーは2022年までに、すべての販売商品に少なくともひとつ「ポジティブな属性」を盛り込むとしている。たとえば魚網をリサイクルして作られ、環境に優しい素材として注目を集めるECONYL®で作られた服などだ。あるいは従来の素材ではあるものの、カーボンニュートラルな工場で作られた製品なども予定されている。

バーバリーはほかにも、2022年までに有害な化学物質を一切使用しない製品の生産に切り替えるとしており、目標達成のために1000人以上の社員に化学面での管理について教育を行っている。倫理的な手段に基づく綿の調達を支援するBCI(ベターコットンイニシアチブ)が注目を集めているが、同社の2017年のBCIコットン使用率は21%だったのに対し、2019年は68%にまで急増している。

5カ年計画を開始してからの2年で、バーバリーの製品のうち36%がこういった「ポジティブな属性」を持つようになっている。同社の目標は2022年までにこれを100%にまで引き上げることだ。

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最終更新:2019/12/12(木) 9:01
DIGIDAY[日本版]

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