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炎上を超えて: バーバリー が指し示す、サステナビリティプランの全容

2019/12/12(木) 9:01配信

DIGIDAY[日本版]

原材料段階を重視する「運用」

次に「運用」面について、バティ氏はサプライチェーンの原材料段階を重視しているという。バーバリーの二酸化炭素排出の50%がこの段階で発生しているためだ。バーバリーは、サプライチェーンで出来る限り再生可能エネルギーへの置換を進めることで、二酸化炭素排出量の95%削減を目指している。2018年から2019年にかけてバーバリーが使用した電力の60%近くは再生可能エネルギーとなっており、これは2016年から比べて43%の削減だ。同社では米国、英国を含め、アメリカ大陸、欧州、中東、アフリカで展開している一部店舗ですでにカーボンニュートラルを実現している。

上記のG7によるファッション条約は、法的拘束力がなく参加を表明した企業にのみ適用される点が批判されている。参加企業とつながりのあるサプライヤーや外部企業はには適用されないのだ。そしてこういった企業は、規制がゆるく透明性の低い地域で運営されている場合も多い。バーバリーは、サプライチェーンを通じて多数の外部企業とつながりを持っている。バティ氏は、自分たちのやり方を変えるほうがパートナー企業にやり方を変えてもらうよう説得するより容易いと語る。

「私たちにとって幸運なのは、当社は多数のサプライヤーととても長い付き合いをしてきた点だ」と、バティ氏は述べている。「スコットランドのある企業は、当社のスカーフの全生産を担っている。当社のスカーフづくりを100年前から行ってきた企業だ。当社が方針を変更した場合、彼らも基本的に同調してくれる」。

「廃棄」を減らすことも重視

さらにバーバリーは「廃棄」を減らすことも重視している。再生可能エネルギーへの切り替えはその一環だが、それ以外にも消費側に修繕や商品の引き渡しを促している。同社は2018年に衣類の焼却を中止し、その代わりに修繕、再利用、リサイクル、使用していない衣類の寄付を行っていくと発表した。

これは消費者にできるだけ長く衣類を使ってもらおうという、循環性の取り組みだ。バーバリーはハンドバッグやアクセサリーの修繕サービスを提供しており(衣服はまだ行っていない)、再販企業とも直接的な提携を始めている。

10月にリアルリアルと提携し、バーバリー製品をリアルリアルに引き渡した個人客向けに無料のショッピングサービスを開始した。リアルリアルの戦略イニシアチブ担当ディレクターを務めるアリソン・ソマー氏によると、バーバリーは同社のサイトで常に検索数がトップのブランドとなっており、過去3年でバーバリーのリセール品の価値が64%向上したという。

「ファッション業界は世界でもっとも環境を汚染している業界のひとつだ。ここに変化を起こすには、製品の作り方だけでなく、作られた製品の行く末まで考えなければならない」と、ソマー氏は指摘する。「バーバリーのような未来志向の企業と提携し、再販を通じた高級品の循環活用と、持続可能性に対する認知度の向上を目指したい」。

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最終更新:2019/12/12(木) 9:01
DIGIDAY[日本版]

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