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炎上を超えて: バーバリー が指し示す、サステナビリティプランの全容

2019/12/12(木) 9:01配信

DIGIDAY[日本版]

循環性と持続可能性を前面に

バーバリーは衣類の焼却処理が明るみに出たことで猛烈な批判にさらされ、不買運動やソーシャルメディアでの反バーバリーキャンペーンが巻き起こった。そんななか2017年から2019年にかけて、同社の収益は横ばいから若干の減少に終わった。バーバリーの収益は2016年以降、年間34億ドル(約3700億円)前後で推移し、2018年から2019年にかけて若干の減少となっている。

衣服を焼却していたのは何もバーバリーだけではない。ルイヴィトン(Louis Vuitton)やナイキ(Nike)も同様であり、リシュモン(Richemont)もまた過去2年間で5億ドル(約540億円)以上の時計を廃棄したことを認めている。ファストファッションのH&Mは、2013年から2018年にかけて売れ残った衣服60トン以上を焼却したと報じられている。

バティ氏は持続可能性に向けたマーケティング戦略の一環として、店員を活用してカスタマーへこうした取り組みを伝えていきたいとしている。現在、同社の店舗スタッフは全員、商品の製造過程をカスタマーにいかに伝えるか教え込まれており、バーバリーにとって持続可能性がいかに重要かを示す役割を担っている。

ファッション業界にとって持続可能性の面で最大の課題となっているのが、過剰生産され、売られずに終わる製品の数々だ。循環型ファッションこそがこの問題に対する最善の回答とする声は多い。バーバリーは、環境への影響についての取り組みだけでなく、循環性と持続可能性を前面に押し出している。それはカスタマーに対する、優先順位を改めたというメッセージの発信にほかならない。

DANNY PARISI(原文 / 訳:SI Japan)

編集部

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最終更新:2019/12/12(木) 9:01
DIGIDAY[日本版]

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