ここから本文です

歴史は繰り返す……古き良き“昭和スタイル”がバイクユーザーに支持されるワケ

2019/12/12(木) 12:28配信

モーサイ

変わらない良さと進化の折り合い

バイクに限ったことではないが、技術は時代と共に進化していくものだ。
それによって我々は大きな恩恵を受けることができるが、一方で“変わらない”ことを受け継いでいくことも、楽しみの世界では大切な要素になる。

【関連画像】古き良きスタイルを現代に残す車両たち

懐古趣味でも思い出に寄り掛かるわけでもなく、伝統というほど重くなくていいから、変わらない良さと進化を上手に融合すると、バイクという世界では、見事に愛されるプロダクトに仕上がることがある。
まあ、ライフスタイルでも昔流行したものがリバイバルブームを引き起こしたり、それだけにとどまらず新たにカテゴリーとして存続したりすることも多い。人間の感性は、そんなものなのだ。

40年以上愛され続ける、ヤマハSR400の魅力

ヤマハ・SRのルーツは1976年のトレールモデルXT500で、そこからビッグシングルオンロードモデルのSR400/500が78年にデビューした。
そして、4スト空冷OHC2バルブエンジンも、フレームもスタイリングも、そしてキックスタートさえ現行モデルがそのまま受け継いでいる。

なぜSRシリーズは40年以上も愛され続けたのだろうか?
製造メーカーであるヤマハは、SRのモデル寿命をそれほど長くは考えていなかったことだろう。しかし、SRに進化の過程で置き忘れてきた、古きよき時代の雰囲気と乗り味を見いだし、ほかでもないライダーが支持したのだ。だから今日に至るまで、ヤマハはSRを存続し続けた。

もちろん機械的に、初登場時のままでは排出ガス規制に対応できない。だからFIなどの最新技術で、エミッションなど現代の社会環境に適応させた。変わらない良さと進化した技術の融合だ。

ジャパニーズスタンダードバイクとまで言われるホンダ・スーパーカブ

ホンダが世界に誇る名シリーズ、スーパーカブも同様だ。
初代(C100)がデビューしたのは1958年。PGM-FI化された現行モデルC125も前傾エンジン、セミスクータースタイルなど不変のカブスタイルを維持し、今なお多くのファンを獲得している。

それ以外にも多くの車両がコンセプトを維持して存続

そのほか、同じようにルーツのスタイルやコンセプトを維持した最新モデルも多い。空冷バーチカルツインが美しいカワサキW800のルーツは1967年のW1(そのW1のルーツは1960年のメグロK1・500で、これもBSA A7が模範)。
カワサキZ900RSは1972~73年のZ1/Z2。ヤマハ セロー250は1985年のセロー225。スズキ カタナは1981年のGSX1100Sカタナ。GSX-R1000は1985年のGSX-R750だ。

1/2ページ

最終更新:2019/12/12(木) 13:19
モーサイ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事