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成田 凌さんが『カツベン!』で映画初主演。心を揺さぶる活弁で観客を魅了したい!

2019/12/12(木) 17:33配信

家庭画報.com

人生が変わるんじゃないかという期待を持って臨んだオーディション

およそ100年前、日本に輸入され始めた活動写真(映画)には、音がありませんでした。映画館では、観客が活動写真をより楽しめるように楽士が音楽を奏で、それに合わせて弁士が登場人物のセリフに声をあてたり、物語を説明したり。個性豊かな語りは観客を魅了し、俳優よりも人気があったとか。

そんな活動弁士をテーマにした映画『カツベン!』。周防正行監督による5年ぶりの新作で、活動弁士を志す主人公・染谷俊太郎役を演じた成田 凌さん。オーディションで役を射止めました。

「何か人生が変わるんじゃないかという期待を持ってオーディションに臨みました」という成田さん。

その期待は、「初めての主演ですし、周防監督。周防監督の作品って、みんなが“観なきゃ”みたいな空気になるじゃないですか。そんな作品に出られる、しかも脚本も本当に面白い、とってもやりがいもある、たぶん錚々たるメンバーが集まる」といったところからのもの。

ただ、「僕がそんなことを言っちゃったから、“変わりましたか?”ってよく聞かれるんですけど、“変わるのは公開してからですかね”と答えていたんです」。

ところが、『カツベン!』をきっかけに一つ、仕事が決まり、「結果として変化がありました。それでまた、その仕事をやったら変わるんだろうな、面白くなってきたなと思いました」。

自分の活弁を手にした瞬間から楽しくなった活弁

クランクインまでの4か月、そしてインしてからの3か月間、「毎日練習していました」というのは、活弁のこと。

成田さんは、「ゼロの状態から始めているので、わけがわからない。“やって”と言われてもできない。節だったり言い回しだったり、独特のリズムがあって、それをもっと濃くしてっていう意味で“もうちょっと濃く、濃く”ってプロデューサーさんや、(師事していた活動弁士の)坂本頼光先生に言われる。言ってることは理解できるけど、でもできないんです」と大変な思いをしながら稽古を重ねました。

ひたすら反復練習をする中で、転機が訪れます。

「師匠がやる、僕がマネをしてやるっていう日々だったんですけど、ある日、僕の活弁を聞いた先生から“こうしてほしい”って言われたときに、僕の中で別のアイディアが浮かんだんです」。

その瞬間から楽しくなったのだそうで、最初からずっと練習をしていた、活弁をつける作品『火車お千』を「完ペキに理解できて、僕だったら(登場人物の)清十郎のここはこうだなっていう、自分のアイディアが出てきて。自分の活弁を手にした、師匠の教えからちょっとはみ出てオリジナル化した瞬間です」。

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最終更新:2019/12/12(木) 17:33
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