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「サステナブル」をグローバル企業はどう実践しているか?

2019/12/12(木) 10:00配信

Forbes JAPAN

「サステナブル」とは?

そもそも“サステナブル”とは?

サステナブル(Sustainable)とは「持続可能な」という意味を持つ。気候変動や集中豪雨の大型台風など日本でも大きな環境問題が続々と起こっている中で、環境を壊さず持続し続けられる社会を目指す動きのことだ。

プラスチック製ストロー廃止の動きが世界で強まったのは15年。絶滅危惧種であるウミガメの鼻からプラスチック製ストローを取り除く動画が話題になったり、ハッシュタグ「#StopSucking(吸うのをやめよう)」を使用したソーシャルメディア運動が行われたりするようになった。

世界が目指す、SDGs

このように、15年は世界的にサステナブルな社会を目指す動きが強まった年だった。同年9月の国連サミットでは、通称SDGs(Sustainable Development Goals)が採択された。

環境問題を始め、貧困や経済成長、ジェンダー等の問題を掲げ、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を全会一致にて採択した。

これを機に世界中の企業でサステナブルな取り組みが活発化。近年では世界的なクリエイティブの祭典「カンヌライオンズ」でSDGs部門が設置されるなど、世界中にSDGsの波が広がっている。

先進国はスウェーデン

SDGs達成を世界的にリードしているスウェーデン。福祉国家として名高いスウエーデンではリサイクルや循環型社会の推進が進んでおり、エコシステムや生物多様性にまつわる教育は義務教育で教えられているという。

19年9月、ニューヨークで行われた国連気候行動サミットにて16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが涙ながらのスピーチをしたことは記憶に新しい。

特にH&MやNUDIE JEANSなどスウェーデン発のファッションブランドも積極的にサステナブルな取り組みを導入。H&Mはビジネスコンセプトを“ファッションとクオリティを最良の価格でサステイナブルに提供すること”としており、古着回収やサステナブルな素材利用が進んでいる。

KLMオランダ航空が「電車を使って」と呼びかけ

世界的企業も次々とサステナブルな未来を目指した取り組みを実施。自社サービスを否定するとも取れる捨て身の呼びかけを行ったのはKLMオランダ航空だ。

KLMオランダ航空は航空会社にも関わらず、「近い距離を移動する場合は電車を使って」と呼びかけ、世界中で大きな話題を呼んだ。KLMオランダ航空は飛行機が排出する二酸化酸素を削減する責任があるとし、化石燃料ジェット燃料からバイオジェット燃料への切り替え等の取り組みを進めている。

もちろん、サステナブルな取り組みを始めているのは、海外の企業だけではない。

水素で発電した電気で走る次世代型の燃料電池自動車「MIRAI」の発売を20年末に控えるTOYOTAや、スリランカの紅茶農園に対して、生態系保全に寄与し持続可能な農園に与えられる「レインフォレスト・アライアンス認証」の取得を支援するキリンホールディングスなど、地域社会や環境に対しての取り組みを実施する日本企業も増えてきた。

世界全体で取り組むべき「サステナブル」という課題に対して、今後、企業はどう対応をするか。消費者からの注目はますます高まっている。

Forbes JAPAN 編集部

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最終更新:2019/12/12(木) 10:00
Forbes JAPAN

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