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生バンドでスター歌手気分、イカ天世代に大受け 大阪キタのレストランバー

2019/12/13(金) 17:12配信

NIKKEI STYLE

関西地方で焼肉店などを手掛けるプレミアム(大阪市)は8月、大阪市北区の繁華街・北新地にレストランバー「BAN×KARA(バンカラ) 北新地」を開いた。生バンドに合わせて歌うことができ、採点結果が良ければドリンク代金やカラオケ利用料が安くなるのが特徴だ。バンド音楽に親しんだ40~60歳代の男性を主要顧客と想定し、会社帰りや2次会での利用を見込む。
JR東西線の北新地駅から南東方向に徒歩5分ほどの場所にあるBAN×KARA 北新地。広さは約100平方メートルで、バーカウンターやカラオケ用のステージを備える。席数はバーカウンターとテーブルを合わせて40席だ。
飲食物の代金に加え、1時間あたり税別で1500円(午後8~10時)か2500円(午後10~翌午前4時)のカラオケ利用料を支払う。2次会での利用が多いため、フードメニューはミックスナッツなどおつまみが中心で、500円から。ドリンクメニューが豊富でシャンパンは15種類ほどを用意した。近隣の店からの出前にも対応する。
円形のステージの上に立てば、客の視線を一斉に浴びながら、ギターやベース、ドラムからなる生バンドの演奏で歌うことができる。バンドの生の演奏のほか、鮮やかな光や煙の演出で歌い手はプロの歌手になったような気分を味わえる。
来店するのは「いかすバンド天国」、通称イカ天などでバンドブームの時に青春時代を過ごした40~60歳代の男性が中心。聞き手は楽器の音を聞きやすく、歌い手はカラオケ音源の音を聞いて歌いやすいように、音響機器の角度も調整してある。
ステージでは採点なしで歌えるが、希望者は1日1回だけ、「採点チャレンジ」ができる。カラオケの採点結果でサービスを受けたり、「迷惑料」を支払ったりする内容だ。
チャレンジでは、結果が80点以上なら参加者本人のドリンクが1杯無料に、95点以上なら店内全員分が1杯無料になる。一方で80点未満の場合はバンドのメンバーに1杯ずつ、70点未満なら店内全員にドリンクをおごる必要がある。挑戦する客の平均点は85点前後だ。
希望者はそれほど多くはないが、1人が始めると他の客が続くことがあるという。
店には15人ほどの“ミュージシャン”が在籍する。演奏がないときは接客をしており、客との距離感が近い。来店客が楽器を持参すれば、バンドのメンバーに入ることもできる。
北新地店は大阪で梅田、心斎橋に続く3軒目となる。採点サービスがあるのは北新地の店舗だけだ。北新地はカラオケが普及する前はジャズバーなどが多く、音楽好きが集まるエリアだ。「(北新地は)40~60歳代の方々が元気で、気前もいい」(同店の貴志篤大店長)。人前でスター気分で歌う夜もいいかもしれない。
(高崎雄太郎)
[日経MJ2019年12月4日付]

最終更新:2019/12/14(土) 7:47
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