ここから本文です

西武の元守護神・高橋朋己が完全復活へ向けて支えとなる背番号とファンの存在

2019/12/13(金) 11:03配信

週刊ベースボールONLINE

「絶対に背番号43をお前につけてもらいたい」

 待っていてくれる人がいるということが、どれだけの支えになるか。

 いま、高橋朋己は、その存在のありがたさで胸がいっぱいだ。

西武・高橋朋己 『太く、短く』ファンの記憶へ

 12月10日、育成選手として再契約を結んだ西武の元守護神は笑顔だった。提示された年俸額が「半分」だったにもかかわらず、である。

「球団から、あらためて『復活したときに、絶対に背番号43をお前につけてもらいたいから、待っている』と言ってもらえたことが、すごくうれしかったです」

 2013年に西濃運輸からドラフト4位で入団し、その投げっぷりの良さと力強いストレートを武器に実績を挙げていくと、2年目からはクローザーにも抜擢された。しかし、2015年途中から状態を落とし、ケガも重なり離脱と復帰を繰り返すことになる。2016年シーズン中に左ヒジ内側側副靭帯の再建手術(トミー・ジョン手術)を行い、翌2017年10月に復帰を遂げたが、2018年、開幕早々に左肩を故障すると、その治療とリハビリに時間を費やした。早期復帰のメドが立たなかったことから、2019シーズンは育成選手契約となり、背番号を「43」から「123」に変更していた。

「戻ってくれば、すぐにでも支配下登録する」とされていた中で、ケガも治り、ブルペンでの投球も行っていたが、状態が上がらず、ファームでの公式戦登板はなし。10月28日、みやざきフェニックス・リーグの韓国・斗山戦で実戦復帰を果たしたが、自他ともに納得できる内容からは程遠く、支配下選手としての契約は見送られた。

 育成選手制度の規約から、1度自由契約となり、再度の育成契約となる旨を伝えられるため、球団から呼ばれたときの話である。

「呼ばれる理由が分からなかったので、さすがに、こういう状態だし、『43を新人にあげるから』という話かなと思ったんです。だから、言われる前に、自分から先に『背番号の話ですか?』と聞いたら、『43は、お前のためにとっておいてある』と言ってくれて。そんなにまで僕を待って、とっておいてくれるんだと思いました。だからこそ、絶対に、もう1回でいいから着けたいなと思います」

 球団への恩義に報いるべく、あらためて完全復活へ向けての意欲を高めた。

1/2ページ

最終更新:2019/12/13(金) 11:14
週刊ベースボールONLINE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ