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職場における「ハラスメント」とは【職場の「ハラスメント」に、どう対応していくか 第1回】

2019/12/13(金) 7:31配信

日本の人事部

近年、職場における「ハラスメント」が人事管理上、大きな問題となっています。今回は代表的な職場のハラスメントについて解説します。

職場における代表的な三つのハラスメント

ハラスメントとは、「人に対するいじめ・嫌がらせ」のこと。職場で問題となる主なハラスメントは、「パワーハラスメント(パワハラ)」「セクシャルハラスメント(セクハラ)」そして「マタニティーハラスメント(マタハラ)」の三つが代表的なものと言えます。以下、具体的に見ていきます。

パワハラ

厚生労働省の定義では、パワハラは、同じ職場で働く人に対して、職務上の地位や人間関係などの優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・肉体的に苦痛を与えたり、職場環境を悪化させたりする行為です。

上司から部下へのいじめ・嫌がらせを指す場合が多いですが、最近は先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して行われるケースも少なくありません。職場における優位性は、地位に限らず、人間関係や専門知識、経験など、さまざまなものが存在するからです。

厚生労働省では、パワハラの類型・種類として、「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」などを挙げていますが、これらが全てではありません。各企業・職場で認識をそろえ、その範囲を明確にすることが求められます。

セクハラ

セクハラは、職場において行われる労働者の意に反する「性的な言動」により、労働者が労働条件について不利益を受けること、就業環境が害されることです(男女雇用機会均等法の定義)。

事業主、上司、同僚に限らず、取引先、顧客などもセクハラ行為者・被害者になり得ます。また、性別は関係ありません。同性に対する性的な言動もセクハラになります。日頃から自身の言動に注意するとともに、上司・管理職の立場にある人は部下の言動にも気を配って、セクハラの温床となり得る言動について配慮することが必要です。

マタハラ

マタハラは、職場において上司・同僚の言動により、妊娠・出産した女性労働者や、育児休業・介護休業を申出・取得した男女労働者の就業環境が害されることです。

妊娠・出産の経験、育児や介護による制度利用を理由にした解雇、減給、降格、不利益な配置転換、契約打ち切りといった行為は、不利益取り扱いとなります。このような行為が人道的に許されないことは明白ですが、法律的にも男女雇用機会均等法、育児・介護休業法違反となる点を、人事担当者は理解する必要があります。

<今回の一言>
何がハラスメントとなるのか、各企業・職場で明確に認識しておくべし!

最終更新:2019/12/13(金) 7:31
日本の人事部

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