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【RIDERS CLUB 500号記念コラムvol.5】 ビッグバイクでもコーナリングを楽しめる時代 【KEN’S TALK 特別編】

2019/12/13(金) 18:13配信

FUNQ

大型バイクの登場

750cc、いわゆるナナハンと呼ばれるビッグバイクは、'60年代末期のホンダCB750フォアのデビューを皮切りに、'70年代に入るとカワサキZ1/Z2やヤマハのXS-1・TX750・TX500に3気筒GX750、そしてスズキGS750/1000と輸出向けオーバーナナハンを含め、日本車の独占状態になってしまいました。ビッグバイクの老舗である英国のトライアンフやBSAにノートン、ドイツのBMWもパフォーマンスで追従できず失意で消滅するところまで追い込まれていたのです。そこに拳を突き上げていたのがイタリアのドゥカティ。圧倒的なマイノリティでしたが、モトグッツィにラベルダも粘り強くファンからの支持を繋いでいました。

RIDERS CLUBの創刊はまさにこの頃。直後にホンダの逆襲がはじまったのは既にお話した通りです。
'70年代までのビッグバイクは、重くて大きな車体と大排気量エンジンならではの力強い低中速トルクを活かしたドッシリと安定感ある余裕の走りとか、高速道路での高速クルージングが魅力でした。それがスーパースポーツは、コーナリングも楽しめると明確に言い切れるようにしたのは、ヤマハXJ650/750。操りやすさをテーマとした画期的なスポーツバイクだったからです。そんな流れに対抗できたのがZ1000GP/750GP。安心できるコーナリングは他と一線を画した存在でした。

そもそも'70年代のデイトナや鈴鹿8耐でヨシムラが活躍していたのをきっかけに、ビッグバイクがフルバンクしているシーンもお馴染みになり、アメリカのAMAスーパーバイク・レースがアップハンドルのプロダクション・レーサーだけで争われるようになったこともあって、ビッグバイクでもコーナリングを楽しむ気運は益々高まっていました。フレディ・スペンサーのCB750Fも憧れの的でしたが、Z1000Rローソン・レプリカはまさしくその象徴でした。

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最終更新:2019/12/13(金) 18:13
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