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BoA、日本と韓国の音楽シーンを繋げた功績 4年ぶり『Mステ』出演を機に解説

2019/12/13(金) 19:47配信

リアルサウンド

 BoAが12月13日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演する。BoAが同番組に登場するのは、2015年放送の『MUSIC STATION SUPER LIVE 2015』以来4年ぶり。披露するのは、2004年にリリースされた冬の定番ソング「メリクリ」だ。「LISTEN TO MY HEART」「VALENTI」などに並ぶ、彼女の代表曲であり、2015年にはシングル『Lookbook』の収録曲としてセルフカバーもしている。

 2001年に日本デビューしてからヒット曲を立て続けに生み出したBoA。今や日本の音楽シーンにおいて語るに欠かせないK-POPだが、そのなかでもBoAは“日本と韓国の音楽シーンを繋げた重要人物”といえるのではないだろうか。そこで本稿では、韓国の音楽シーンに詳しい音楽ライター・尹秀姫氏に、BoAが日本で人気を博した理由や、現在のK-POPシーンに与えた影響について話を聞いた。

「日本デビュー時の彼女の音楽性は、J-POPとしての要素が強い印象でした。実際に日本でリリースされた楽曲は日本人の音楽家によって手がけられたものが多く、KARA/少女時代以降にみられる“韓国でリリースした楽曲を「日本語版」として日本で発売するケース”とは異なります。また、ソロシンガーである彼女は、グループのように1曲を分担することなく1人で歌もダンスもやりきるのが前提。デビュー当時弱冠14歳だったことも含めてすべてが異例の存在でした。さらに人気に火をつけたのは音楽番組でのトークです。彼女は、日本でホームステイをしていた経験があったようで非常に日本語が流暢。その対応力の高さによって彼女の愛らしいキャラクターも視聴者に認知されていきました。特に『HEY!HEYHEY!』におけるダウンタウン・浜田雅功さんとのやりとりは、K-POPアーティストからみても憧れでもあったようです。

 BoAさん以前にも日本進出を試みた韓国のアーティストはいましたが、成功には至りませんでした。そんな中、BoAさんが日本で人気を確立したことで、“日本進出のロールモデル”となりました。BoAさんの所属事務所であるSMエンターテインメントのアーティストには、『今のSMがあるのはBoAのおかげ』という認識があるようです」

 ソロシンガーとしての特異な才能とテレビ番組での対応力の高さによって、BoAは日本での人気を確かなものにしたという。一方で日本/韓国に止まらず、2008年には全米デビューも。そんなBoAの昨今の音楽活動について同氏はこのように述べた。

「2010年以降、韓国での音楽活動も本格的に始動していますが、それまで日本でリリースしていた楽曲とは異なり、ビートに重点が置かれたダンスチューンも増え、K-POPとしての楽曲制作がなされている印象です。時代の潮流に合わせて柔軟に音楽性も変化させています。今後もしアメリカ中心に音楽活動をしていくことがあるとしたら、どのように楽曲が変化していくのか楽しみです」

 韓国、日本、アメリカでの活動を通して多彩な楽曲にチャレンジしながら表現の幅を広げているBoA。様々な経験を経てアップデートされた彼女が気になった人は、本日の『Mステ』を見てみてはいかがだろうか。

北村奈都樹

最終更新:2019/12/13(金) 19:47
リアルサウンド

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