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ジャック・ドーシーは、誰もが「Twitter的なSNS」をつくれる世界を目指そうとしている

2019/12/14(土) 12:24配信

WIRED.jp

インターネットは誰のものでもない。サーヴァーを立ち上げる技術とホスティングの費用を払えるだけの資金があるなら、あなたが自分のサーヴァーに動画を投稿するのを止める者はいない。だが、YouTubeやFacebook以外の場所に動画を投稿するのは得策とは言えない。さらに、FacebookやTwitterがあなたの動画をシェアすることを禁じたとしたら、それを見つけてくれる人はいるだろうか?

課題山積のツイッターは、どこへ向かうのか?

しかし、YouTubeやFacebookといったプラットフォーム上で、誰もが何でも自由に投稿できるようにするというのも、いい考えではない。ハラスメントやヘイトスピーチ、リヴェンジポルノ、外国のプロパガンダといった問題に対処できるだけの力と責任は、ほんのひと握りの企業に集中している。

ツイッターの最高経営責任者(CEO)であるジャック・ドーシーは、それを変えたいと思っている。ドーシーは「脱中央集権化」されたソーシャルネットワークの標準づくりを開発する5人に対して、ツイッターが予算を提供すると12月11日(米国時間)にツイートした。さらにドーシーは、このチームが開発した脱中央集権化のための標準化技術を、Twitterが利用できるようになることも願っていると述べたのだ。

これはつまり、企業としてのツイッターがソーシャルネットワークとしてのTwitterを単独で管理するのではなく、ほかの多くの人々が自分たちの“独自ヴァージョンのTwitter”を運営できるようになるということだ。これは、さまざまな企業や非営利団体、個人が独自のメールサーヴィスを運営しているのと同じことである。

あなたはGmailからYahooへ、あるいは個人が運営するプロヴァイダーのサーヴァーへメールを送れるだけでなく、自宅でメールサーヴァーを立ち上げることもできる。これはメールが誰でも利用できるオープンスタンダードをベースにしているからこそ可能なことなのだ。

だからといって、すぐにでも自分用のTwitterを立ち上げられるようになると期待してはいけない。このプロジェクトはまだ立ち上がったばかりだ。ツイッターの最高技術責任者(CTO)であるパラグ・アグラワルが、「@bluesky」と呼ばれるこのチームの採用を進めている。

この新プロジェクトがどのようなかたちになるのかは、まだ明らかになっていない。「このチームには既存の脱中央集権化のスタンダードをさらに洗練されたかたちにするか、そうでなければ一から新たなスタンダードをつくり上げてほしいと考えています」と、ドーシーはツイートしている。「わたしたちTwitter, Inc.からの要求はそれだけです」

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最終更新:2019/12/14(土) 12:24
WIRED.jp

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