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キャンパーたちの優美なる“火遊び”のために

2019/12/14(土) 12:27配信

WIRED.jp

アウトドアキャンプの醍醐味とは何だろうか。自然のなかで飲むコーヒーや、テントでの寝泊まり…と、人さまざまである。だが、その中心に焚き火があることで、その醍醐味は一層深まることは間違いないだろう。

コーヒーブレイクという体験を拡張する装置

それだけに、焚き火台選びは重要だ。アウトドアガジェットにおいて、携帯性や軽さ、そして操作性が備わっているのは当たり前。こと焚き火台においては軽さを追求することで失われがちな安定性、そして“美しさ”も兼ね備えてこそ、価値をなす。

このMURACOの「SATELLITE FIRE BASE」は、組み立ても収納も一切の複雑さがない。さらに焚き火台を支える脚や支柱を折りたたみ、火床となるステンレスメッシュを巻きつけ専用バッグに入れれば、少し長めの折りたたみ傘サイズにまでコンパクトになる。それでいて重量のある薪をソリッドなデザインで支える設営性が魅力だ。

まさにアウトドアガジェットの必須要件を満たしながら、ユーザーのフェティシズムをくすぐる様式美を伴った焚き火台といえるだろう。何よりもおもしろいのが、このプロダクトがアウトドア専門ブランドではなく、金属加工工場から生まれていることだ。

必要要件と様式美。0.01mmの誤差が品質を左右する金属加工業界で培われた技術なくして、この対極にある要素を成立させることが、いかに難しいかを物語る。高い技術は、目の肥えたアウトドアラヴァーたちをも間違いなく納得させることだろう。

TAKAFUMI YANO

最終更新:2019/12/14(土) 12:27
WIRED.jp

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