ここから本文です

荒地も山も何のその。メルセデスらしさ全開のSUV、新型GLBに試乗!

2019/12/14(土) 21:41配信

GQ JAPAN

3列シートを採用したことが記憶に新しい新型GLB。注目すべきはAMGグレードのいい意味でファミリーカーにあるまじき走りや、過剰なまでの悪路走破性など、節々にあらわれるメルセデスらしさだ。今回の試乗では、藤野太一が3列シートを搭載したAMGグレード、GLB35 4MATIC AMGとGLB250 4MATICに乗り込んだ。

【写真を見る】新たに加わった新SUV!

驚いたのは日本的な設計の良さ

Gクラスを筆頭に置くメルセデスのSUV、GLシリーズに新しいモデル「GLB」が加わった。GLBは、そのアルファベットが意味するとおり、GLAとGLCのあいだを埋めるポジションにある。AクラスやBクラスと共通のプラットフォーム「MFA2」を使用したコンパクトSUVで、注目は3列シート7人乗り仕様をオプション設定したことだ。

ボディサイズは全長4634mm、全幅1834mm、全高1659mmで、ホイールベースは2829mm。Bクラスと比べると、全長約200mm、全幅約40mm、全高は約100mm、それぞれ拡大している。そして3列目シートはホイールベースを100mm延長したことによって実現している。共通プラットフォームといっても、最新のものは全長や全幅だけでなく、ホイールベースまで変更できるフレキシブルさを持ち合わせているのだという。

全長や全幅はトヨタRAV4やホンダCR-Vとほぼ変わらない。比較的コンパクトな3列シートSUVといえばマツダCX-8が思い浮かぶが、それよりもひとまわり小さい、日本車メーカーも顔負けの商品企画というわけだ。

AMGモデルを楽しむならソロドライブで

最初に試乗用に用意されたのは、パナメリカーナグリルが特徴的なGLB35 4MATIC AMGだった。最高出力306ps、最大トルク400Nmを発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジンに8速DCTを組み合わせる。4WDシステムは、路面状況に応じて前後100:0から50:50にまでトルク配分するAMG Performance 4MATICで、サスペンションは電子制御のAMGライドコントロールに、オプションの21インチタイヤを装着したラインアップ中、最強のモデルだ。

これにオプションの3列目シートを備えているギャップが愉快だ。2列目シートはフロントシート下へ足がすっぽり入るのと、140mmもの前後スライド機能があり180cmの大人でも十分に広い。3列目シートへのアクセスはイージーエントリーというシンプルな機構で、シート自体も格納性だけを重視した真っ平らなものではなく、ホールド性にも考慮しサイドサポートが張り出した形状になっている。さらに資料によれば3列目シートは身長168cm以下の人であれば快適に過ごせると、センチ刻みで指定している。スペースの問題はもちろんのこと衝突安全性を考慮してのものという。このあたりはなんともメルセデスらしい。

クルマに乗り込む前に21インチのタイヤを見てこれは……と心配していたのだが、思いのほか乗り心地が良かった。GLBは悪路走行を想定して、エンジン下部にあたる箇所を大型のアルミパネルやブレースバーを追加してねじり剛性をアップしており、それが効いている。ステアリングフィールやアクセルレスポンス、電子制御ダンパーを統合制御するAMGダイナミックセレクトには、「Slippery」「Comfort」「Sport」「Sport+」「Individual」の5つがセットされていたが、市街地ではやはり「Comfort」がちょうどいい。実は「Sport」や「Sport+」でも、運転席は意外なほどに乗り心地もよく、大柄なSUVにありがちな腰高感もなく、運転が楽しい。ただし、2列目シートでは排気音も強調されて耳に入ってくるし、少々突き上げが大きく感じられ、3列目ではさらにそれが顕著になる。AMGの本領を発揮するのは、家族を無事に目的地へ送り届けたあとのご褒美にというわけだ。

1/2ページ

最終更新:2019/12/14(土) 21:41
GQ JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事