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元NGT48菅原りこ、“あな番”で研究した「大人の女性の身振り」

2019/12/14(土) 7:10配信

ザテレビジョン

元NGT48の菅原りこが2020年1月9日(木)から全国6都市で上演される佐藤B作主演の舞台「『罪のない嘘』~毎日がエイプリルフール~」に出演する。

【写真を見る】記者会見では佐藤B作からツッコミの洗礼を受けたが「うれしいお言葉だなと思って、とても感謝してます」と謙虚に受け止めている様子

三谷幸喜が1996年に劇団東京ヴォードヴィルショーのために書き下ろしたシチュエーションコメディー「アパッチ砦の攻防」が原作で、今回が9年半ぶりの上演となる本作。

菅原は、佐藤演じる父親に婚約者を紹介しようとする娘・ちよみという、物語を動かすきっかけとなる重要な役を務める。

借金を抱えてかつて住んでいたマンションを数日前に売却してしまったことを知られたくない父親は、その部屋に忍び込んで娘と婚約者を迎えることに。だが、そこにさまざまな人物が現れ、ドタバタ模様が繰り広げられるという三谷作品らしい物語を展開する。

NGT48卒業後初の舞台となる菅原の今回の作品に向ける意気込みは…?

■ 両親に私のことを"ちよみ"って呼んでもらっています

――記者会見では「共演者の皆さんの演技を見て、勉強したい」というコメントに対して、佐藤B作さんから「そんな余裕はないと思うよ(笑)」とツッコまれていましたね。正直、ちょっとビビりました?

いえいえ、あのお言葉を頂いて、おっしゃる通りだなと思いました(笑)。うれしいお言葉だなと思って、とても感謝しています。

――会見には皆さん、和服姿で登壇していましたね。

着物を着たのが初めてだったので、新鮮な気持ちでした。「私がこれを着ていいのかな?」と思うくらい豪華な着物だったんですよ。写真をツイッターに載せたら、ファンの皆さんから「似合っているね」というコメントがたくさん寄せられたので、着て良かったです。

私もこんな着物姿が似合うような大人になったんだなと思いました。11月23日で19歳になったばかりなんですけど。

――三谷幸喜さんならではのせりふ劇なので、台本もかなり厚いようですね。

そうなんです、本当にぶ厚くて。こんなに厚い台本をいただいたのは初めてです。本もあまり読まないので、こんなに厚い台本があるんだって思いました。せりふのテンポがすごくいいので、私がこんなにテンポよくしゃべれるのかなって、ちょっと心配です(笑)。

普段の私はホワホワしている印象を持たれている方が多いと思いますけど、もっと大人びた感じのしゃべり方やしぐさも、ドラマなどを見て学んでいけたらいいなと思っています。

最近も「あなたの番です」(2019年、日本テレビ系)で大人の女性の方を見て「こういう身振り手振りをすれば、大人っぽく見えるんだ」なんて研究していました。

――物語を動かすきっかけになる役どころですよね。

そうなんですよ! 記者会見の前にB作さんにお会いした時に「お芝居を展開させる重要な役だから、一緒に頑張ろうね」と言っていただけて。その言葉に圧倒されつつも「頑張ろう!」と思えるきっかけになりました。今はまだプレッシャーの山が目の前にドーンとある感じですけど…。

――お父さんに婚約者を紹介するというのは、女性にとっては人生で一番緊張するシチュエーションの一つだと思います。もちろん、まだ菅原さん自身は経験のないことだと思いますが…。

ないです、ないです(笑)。私よりもちょっと年上の役でしょうね。初めての経験ではありますけど、逆にその初めてということを生かして演じられたらいいなと思っています。ちよみにとっても、初めての経験だと思うので。

――ちよみという役の印象はいかがですか?

台本を読んで、本当に素直で真っすぐで、家族思いな子だなという印象を持ちました。私自身ももっともっと、ちよみに近付かないといけないなと思って、日々の生活から意識を変えるようにしています。

――具体的にどんなことを?

今回の舞台のお話を頂いてから、両親に私のことを“ちよみ”と呼んでもらっています。なので、ちよみを演じる心の準備はできている…と思います(笑)。

――コメディーですが、人を笑わせるのは得意ですか? 以前、「笑わせているつもりはないのに笑われる」とおっしゃっていたことがありますが。

あぁ、それはよくあります(笑)。自分ではちゃんと話しているつもりなんですけど。今回はせりふを通して、しっかり笑いを取れたらいいなと思います。

■ 歌ったり、踊ったりしていたので、体力や肺活量には自信あります

――舞台は劇団れなっちの「ロミオとジュリエット」以来となる2作目。あの時も原作がシェイクスピア、演出が堤幸彦さんという大きな作品でした。

そうなんですよ! 緊張しましたけど、「ロミオとジュリエット」というお話が大好きだったのでうれしかったです。どんな役を頂けるんだろうと思っていたら、男の子役という性別からして私とは真逆な役で。でも、演じがいがあるなと思って、普段から声が甲高いと言われてたので、低い声を出すトレーニングをしていました。

――その時に感じた舞台の印象は?

みんなで一つの目標に向かって、いいものを作ろうとするのは素晴らしいことだなと思って、また舞台に立ってみたいなという気持ちは芽生えました。

――以前から女優志向はあったんですか?

小さいころからドラマや映画を見ていて、憧れはありました。武井咲さんだったり、川栄李奈さんだったり、浜辺美波さんだったり。皆さん、華があってキラキラしているし、演技も上手なので尊敬しています。

――年明け早々からの舞台ということで、お正月ものんびり過ごせる気分ではないかも知れませんね。

そうですねぇ。でも、共演者の皆さんと年またぎで稽古をご一緒できるのは不思議な感覚でもあり、楽しみな気持ちでもあります。

――ちなみに、普段のお正月はどんなふうに過ごしていましたか?

おばあちゃんの家に行って、オードブルみたいな料理を毎年食べていました。これを食べると年を越すんだなぁなんて思いながら。今年もそこでパワーを養って、舞台に臨めたらいいなと思っています。

――今後の活動について教えてください。

演技もそうですけど、音楽活動も“バラエティーさん”もマルチに幅広い活動をできたらと思っています。お芝居も声だけの声優さんのお仕事とか。

――クックパッドで料理の動画配信(りったんの憧れ彼ごはん)もしていますね。

そうなんですよ。料理は一番苦手な分野なんですけど、ありがたいことになぜかオファーをいただいて。お勉強させていただくことばかりで、感謝の気持ちでいっぱいです。

料理は本当に苦手なんですよ。じゃがいもの皮むきをする時に、芽をどう取っていいか分からなくて、手で取っていたんですよ。そしたら「ピーラーの輪っかのところで取ればいいんだよ」と教えていただいて、「これはそのために付いてるのか!」と気付いたくらいで。

――配信とは違って、失敗の許されない生の舞台になります。

前回の舞台の時、何を言っていいか分からなくなっちゃって、アドリブでせりふを言ったことがあるんですけど、相手役の子もうまく対応してくれて、心の中で謝りました(笑)。

――いざというときの対応力はあるんですね。

そうなんでしょうかね。今回はそんなことのないようにします(笑)。

――では、最後に改めて舞台のアピールをお願いします。

笑いもあれば、しんみりするところもある、キラキラと輝いたコメディーなので、皆さん楽しんでいただけると思います。

こんなに長期間にわたっていろんな都市で上演される舞台は私も初めてですけど、遠い所から飛行機や新幹線で来られる方もいらっしゃると思うので、一つ一つの公演を満足していただけるよう頑張ります。

――体力的には自身はありますか?

ずっと歌ったり、踊ったりしていたので、体力や肺活量には自信あります!

■ ものがたり

ある日の午後、高級マンションの一室。以前この部屋の持ち主だった鏑木(佐藤B作)が、テレビの修理業者を装ってやってくることから始まる。

彼は妻のサダ(あめくみちこ)や娘のちよみ(菅原りこ)と別れ、今は愛人と暮らしているが、ちよみが婚約者の万次郎(辰巳雄大/室龍太)を連れてくることに。そこで、4日前まで住んでいたこのマンションで会うためにひと芝居=<嘘>をつくことを思いついたのだ。

ところが、今の居住者の鴨田(片岡鶴太郎)と妻・まち子(鈴木杏樹)が留守の時間帯を調べて入りこんだはずなのに、次々と夫妻が帰宅してきてしまう。

さらに、マンション自治会の副会長夫妻や不動産業者、鏑木の前妻に愛人、ついには娘の婚約者の母親・タミ子(小林麻耶)まで、入れ替わり立ち替わりやってくる。ちょっとした<嘘>のはずが、繕えば繕うほどに、いつの間にか“おおごと”に…。

(ザテレビジョン・取材・文=青木孝司)

最終更新:2019/12/14(土) 7:10
ザテレビジョン

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