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街中で自動小銃! ついに始まった流血抗争の「流れ弾」危機

2019/12/14(土) 5:57配信

デイリー新潮

“大物中の大物”6代目山口組ナンバー2の高山清司若頭(72)が出所したのは10月18日。前後して、神戸山口組を狙った襲撃が相次いだ。そしてついに、街中で自動小銃がぶっ放される事態まで起きてしまった……。

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 6代目山口組と神戸山口組の抗争は、極限状態に至っている。先月27日、兵庫県尼崎市の商店街で神戸側の古川恵一幹部(59)が射殺された。頭や胸、腹を十数発以上撃たれて“蜂の巣状態”である。

 現場には自動小銃と拳銃、薬莢15個と不発弾13発が残されていた。2日後に京都市内で逮捕されたヒットマンの朝比奈久徳(52)は、

「30発ぐらい撃った」

 と供述しているが、

「この自動小銃は、米軍が軍用銃として使用する『M16』系統です」

 と、銃器評論家の津田哲也氏が解説する。

「M16は米軍がベトナム戦争から導入した銃で、いまも正式採用されています。最大射程が500メートルと長く、短時間に連射できるのが特徴。威力が強く近距離で撃つと貫通してしまうため、致命傷にならない場合もありますが、流れ弾で他の人に被害が出るリスクも高まる。跳弾しやすいので、地面やブロック塀に当たって跳ね返っても殺傷力を持ちますからね」

 そのような、とんでもない銃が使われたのが尼崎の一件なのだ。

「残されていた不発弾は古く、しけていたと思われます。銃床の一部の欠損の仕方を見ても30年以上前のものでしょう。1992年施行の暴対法以前はマグロ漁船などの大型漁船で大量の銃器が持ち込まれるケースが多く、今回のM16もそんな一丁かもしれません。安東美樹が事件を起こした当時から持っていた銃という可能性も、考えられます」

 安東美樹。その筋で、伝説のヒットマンとして知られる男だ。2代目竹中組組長であり、6代目山口組では若頭補佐の要職にある。

 いまを遡ること三十有余年。80年代後半に山口組と一和会が衝突した「山一抗争」で、安東は功績を上げた。暴力団に詳しいジャーナリストが振り返る。

「暴力団関係者が25人死亡し約70人が負傷した、まさに血で血を洗う抗争のなか、警官が警備を固める一和会会長宅に突っ込んだのです。このとき安東はM16をぶっ放し、警官に怪我を負わせています」

 話を現在に戻せば、今回捕まった朝比奈が覚醒剤で昨年末に破門されるまで属していたのは、他ならぬ2代目竹中組。“親子”揃って同じ武器だったのである。

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最終更新:2019/12/14(土) 5:57
デイリー新潮

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