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僕は「3年も待てなかった」 大手を辞めた20代の決断

2019/12/15(日) 7:47配信

NIKKEI STYLE

就活生が優位な売り手市場が続く中、苦労して確保した若手社員がすぐに退職してしまうことに企業人事は頭を悩ませている。待遇や賃金に対する不満がなくても去っていく背景にはどんな思いがあるのか。大手企業などからスタートアップ企業に転職した3人に集まってもらい、本音を語ってもらった。座談会は人材サービスを手がけるビズリーチ(東京・渋谷)の協力で開催した。

■定型業務に飽き飽き

――これまでは「石の上にも三年」というように、ある程度経験を積んでから転職することが一般的でした。しかし皆さんは2年で1社目を退職しています。なぜそんなに早く転職しようと思ったのですか。

馬場氏 

「新卒では希望通りゲーム制作会社に入社しました。配属されたのは人気作品のチームだったのですが、すでに分業が進んでいて、与えられた業務の範囲が狭く、乗り越える困難などもありませんでした。会社の規模が大きい分、個人の裁量が小さく『自分がいなくても会社には何の影響もないんだ』と感じ、焦りも感じました。そう思ったので仕事で自分の裁量が大きいスタートアップを選びました」

岩下氏 

「私も同じです。1つ目は製薬会社、2つ目は中央省庁でしたが、いずれも新人として簡単な業務に固定されがちで、成長率が大きい20代をこんな仕事に費やしてよいか疑問に感じるようになりました」

■転職のハードルは?

――転職のハードルは高くはありませんでしたか。

岩下氏 

「そんなに大変ではありませんでした。気軽な気持ちで転職サイトに登録したらすぐに今の会社の社長からダイレクトにメッセージをもらいトントン拍子で内定をもらいました。前職からは引き留めがありましたが、気持ちが決まっていたので迷いはありませんでした」

柏原氏

「私も転職そのものは極めてスムーズでしたが、その後が大変でした。親には転職を決めた後報告したら、『なぜ福利厚生が整っている大手を辞めるんだ』ときつく怒られましたね。仕事のやりがいなどを説明してなんとか納得してもらいましたが親世代との考え方の違いに驚きました」

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最終更新:2019/12/15(日) 7:47
NIKKEI STYLE

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