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結婚しない人生|恋愛には体力が必要、婚活にはあざとさが必要、どちらも無理な女は戦線離脱しかない

2019/12/15(日) 10:03配信

Suits-woman.jp

婚活関連のニュースがあふれていますが、生涯未婚率(50歳時未婚率)は上昇。国勢調査によると、50歳まで結婚したことがない人は、1990年には男性5.6%、女性4.3%だったのに、2015年の国勢調査では男性23.4%、女性の14.1%と、男女ともに約4倍のポイントに跳ね上がっています。

独身の経済観を示す「ソロエコノミ―」という言葉も登場。増え続けるシングルの背景を取材しました。

今回お話を伺ったのは、大野裕子さん(仮名・40歳)。「もう、自然妊娠も望めない年齢だし、このまま独身かも」と語ります。

裕子さんは現在、食堂を運営する会社で契約社員として働いています。

「出身は北陸地方です。高校卒業後、東京の栄養大学に推薦で入学しました。地主だった祖父が『看護師か栄養士になるんだったら進学してもいい』と言い、お金を出してくれたのです。両親はいい人ですが、いわゆる地元のマイルドヤンキー。父は入り婿で、郵便局で働きつつ、農業もしていました。母は専業主婦です。家族も地元の仲間も仲が良く、基本的に居心地がいいです。高校卒業後に地元に帰っていたら、私は今頃結婚して、中学生とか高校生の子供がいたでしょうね」

ずっとその土地で生きることが「当たり前」という土地柄、過度な競争もマウンティングもなく、すくすくと大きくなったそうです。

「だから東京に来た時に、あまりの情報量と物量にやられたんです。毎日が刺激的で、『ここが私の生きる場所だ』と思った。私、地元ではかなりオシャレなほうだったんですが、東京だと哀れなくらいダサい。大学時代は勉強とバイトに明け暮れていましたが、トップのほうの成績で、管理栄養士も一発合格したので、第一希望の食品メーカーに就職しました」

就職氷河期にコネもないのに第一希望に入社

言葉を的確に選び、白黒はっきりつける裕子さんは優秀な女性のようです。

「でも、3年で辞めました。すさまじくブラックな職場だったんです。ひたすらメニューを開発しても、ほとんどがボツ。給料も悪くて、遊びに行く時間すらない。ライブのチケットをとっても、先輩に『新人なのに生意気。私たちの頃は寝ずに開発したのよ』などと言われて辞めました」

22歳から25歳までの3年間を、男っ気なく過ごしたことが、結婚しない理由かもしれないと続けます。

「恋愛って体力が必要で、一番恋をするべきときに会社でイライラしながら過ごして、円形脱毛症とか作っていましたから。あとは会社にいる既婚女性が、意地悪だったのも大きいです。結婚したからって鬼の首を取ったみたいにマウントしてきたり、夫からのプレゼントを見せびらかされたりするたびに、ケッって思っていましたよ」

地元で結婚するのは幸せだと思うが、東京で結婚するのは不幸だと思ったと言います。

「実家が近くになければ家事も育児も誰も助けてくれず、お金が湯水のように消えていくし、いろいろやりたいことがあり、独身の人が幸せそうに生活している街で結婚する気になれない。27歳くらいの時に、強烈に結婚がしたくなって、出会いパーティーとかに行ってみたんですが、ちょっとでも条件がいい男を奪い合う会だった。私、中学校の家庭科の教員免許も持っているんですけど、実習で行った都内の中学校に、全員の食材を奪うように切り、華麗な手さばきで調理して女子力アピールする女の子がいたんですよ。パーティーに行って、あの子のことを思い出した。こっちは男子も女子もないような田舎で育っているし、あんな恥ずかしいことはできない」

カッコつけているうちに、30代に突入してしまった、と続けます。

「正社員を辞めてから、派遣社員になりました。それから今の会社の契約社員になっています。専門職だから、給料は悪くないんですよ。だから仕事して、趣味の旅行をしたり、ライブに行ったりして、楽しく過ごしていたら、あっという間に30代後半になっていました」

責任がなくて給料も悪くない、中古マンションを買ったら結婚願望がなくなった。続編に続きます。

最終更新:2019/12/15(日) 10:03
Suits-woman.jp

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