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“開かずの踏切”5ケ所を巡った。遮断機が下りてる時間のほうが長い…

2019/12/15(日) 8:51配信

週刊SPA!

―[シリーズ・駅]―

 今も全国各地に多数ある“開かずの踏切”。2016年には踏切事故や渋滞解消のための立体交差化や構造の改良、設備の整備などを柱とする改正踏切道改良促進法を施行。さらに国土交通省は同年に全国58か所、翌2017年には529か所を開かずの踏切として発表。鉄道会社や自治体に対して改善を義務付けた。

⇒【写真】10分以上待つこともザラな「花月園踏切」

開かずの踏切が多い都道府県

 ちなみにこのデータによると、開かずの踏切がもっとも多いのは東京都の85か所、次いで愛知県の69所、神奈川県の55か所と大都市圏に集中していることがわかる。

1位 東京都/85か所
2位 愛知県/69か所
3位 神奈川県/55か所
4位 兵庫県/52か所
5位 埼玉県/45か所
※国土交通省『踏切道改良促進法に基づく法指定箇所一覧』より

 そこで今回、東京近郊にある開かずの踏切のうち、特に有名な5か所を訪問。実際にどの程度待たされるのか、その開かずっぷりを体験してみた。

線路12本を超えるモンスター踏切は撮り鉄の聖地

 まず最初に訪れたのは、首都圏最強との呼び声が高い「花月園踏切」(横浜市鶴見区/京急・花月園前駅そば)。

 ここは二輪車と歩行者の専用踏切。東海道本線に京浜東北線、横須賀線、湘南新宿ラインと多数の路線が走っているほか、貨物列車も頻繁に通る。しかも、並行して京浜急行の「京急鶴見第4踏切」もあり、これも合わせると線路は全部で12本。2つの踏切を合わせた距離は約72メートル(※筆者計測)にも及ぶ。

 一般的な歩行速度1秒1メートルで計算しても1分12秒かかるので高齢者や幼い子供には厳しい。すぐ隣にある花月園前駅の陸橋が迂回路になっており、距離的なロスも少ないことからこちらを利用する人が多いようだ。

 筆者が訪れたのは比較的本数の少ない日中の時間帯だったが、10分以上閉まったまま。宅配ビザのバイクがずっと足止めを食らっていた。届ける側にとってはイライラが募るまさに“魔の踏切”だろう。

 一方、いろいろな種類の列車が一度に見ることができる場所でもあり、踏切周辺にはカメラを構えた撮り鉄の若者たちが何人もいた。その点では撮り鉄の聖地との見方もできる。

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最終更新:2019/12/15(日) 8:51
週刊SPA!

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