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「年を取ると筋肉痛が遅くなる説」は本当か 加齢を悲しむより先に理解すべきこと

2019/12/16(月) 16:33配信

THE ANSWER

連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』37限目」

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお答えする。37限目のお題は「年を取ると筋肉痛が遅れる説」について。

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 Q.筋肉痛が出るのが遅くなったな~と言うと「年だから仕方ないよ」と友人に言われ、悲しい気持ちになります。30代でこれって、やっぱりヤバいですかね……? 

 筋肉痛の仕組みを超簡単に説明すると、“筋肉がダメージを受けて、それが痛みとなって現れた状態”です。しかし、筋肉痛のメカニズムには、まだはっきりしていない部分があります。

 例えば、トレーニングによって筋肉がダメージを受けた状態(電子顕微鏡で見ると筋肉の内部構造が乱れた状態)であっても、実際に傷んだ部分が痛みを感じているのかどうかははっきりとわかっていません。一方で筋肉そのものが傷んでいなくても、神経が過敏になっていて痛みを感じているという研究結果もあります。ですがこの説も、実は筋肉の微小な損傷を特定できていないだけかもしれません。

 人体にはまだまだ解明されていないことが多く、筋生理学は今もって日進月歩です。

 基本的には筋肉を伸ばす動きをすると、筋肉痛が出やすいと言われています。ダンベルカールを行う際の上腕二頭筋で説明すると、ダンベルを下げていく動作がこれにあたります。しかし、全身に等しく“筋肉を伸ばす”刺激を与えても、筋肉痛が起こりにくいパーツは出てきます。その差は一体何か? 筋肉に対しての意識が散漫なのかもしれないし、体に対する認知が敏感ではなくなっている可能性もあります。その人の筋肉の質や耐性によっても変わるでしょうし、様々な可能性が考えられます。

 今わかっていることは、筋肉痛が起こるメカニズムは、冒頭の説明のように単純な話だけではないのでは? ということです。

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最終更新:2019/12/17(火) 11:46
THE ANSWER

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