ここから本文です

ペットのリードが外れた!いざという時のために今しておくこと

2019/12/17(火) 6:05配信

サライ.jp

取材・文/柿川鮎子

毎日ペットが使っているリードやキャリーケースなどには、国が定める安全性に関する基準はありません。業界団体で定めた自主基準のもとに製造されています。

首輪とリードをつなげるナスカンと呼ばれる部分が外れて犬が逃げ、追いかけたところ転倒してケガをしたという事件が発生しました。国民生活センターがこのナスカンに関する調査を行いました。

調査を行ったのはナスカンと持ち手部のある平ひもからなる小型犬用のリードで、首輪のDカンにリードのナスカンを取り付けて使用するものです。ほとんどの犬の飼い主さんはこの仕組みのリードを使っています。

国民生活センターの調査では、参考品3銘柄について、犬の首ふり等の動きを模して首輪を動かした再現テストを実施しました。いずれもナスカンがDカンから外れる現象が確認できたということです。

犬の動作の影響で、首輪のバックルや平ひもでナスカンのレバーが押され、ナスカンが開いた状態となりDカンから外れてしまいました。取扱説明書には、“犬の体型や動作など、様々な諸条件によりナスカンが外れる場合がありますので、飼い主の責任において十分な安全管理を行ってください”という注意表示が入っていました。

国民生活センターでは「リード使用時にはナスカンが外れる場合があることを認識し、犬から目を離さないようにするなど十分な安全管理を行いましょう」と呼び掛けています。

■意外と多いリードのトラブル

こうしたリードが外れる事故について、ひびき動物病院の院長岡田響先生に実態を聞いてみました。

岡田先生によると、「屋外でつないでいるあいだにリードがちぎれたり、金属が割れたりしてワンちゃんが逃げ出したという話は聞いたことがあります。しかし、最近は室内飼育の子も多いので、リードのトラブルに関しての相談は、あまり受けたことがありません。しかしながら首輪が緩くて外れそうな子にはよく出会いますので、お預かりの子の場合は、外れないようにチェックしています。

普段のリードの長さにワンちゃんも慣れていますから、病院ではお預かりの子の場合、いつものリードを一緒に使うことも多いのです。お預かりの時に壊れかけているのを見つけることもたまにあります。

こういう時は壊れているリードは使えないので、病院のリードを使うことになります。ワンちゃんにとってはいつものリードの長さではなく、普段通りのお散歩ペースにできないために、ちょっとぎこちない動きになっているときがあります」とのことでした。

リードによっては、ナスカンのレバーが押されないようにロックする機能を備えた商品もあるそうです。こうした安全性の高い商品を購入することも大切だと岡田先生は言います。

「普通のナスカンを使った犬のリードは、はずれるかもしれないから、監視しながら使わないといけないよ、というのが国民生活センターの意見です。確かに、当院でお散歩に行く子は必ず2重リードにしています。

いざという時に備えて、ご家庭でも首輪とリードの安全性について、もう一度チェックしてほしいですね。古くなったり壊れかけは事故になるまえに取り替えてほしいです」とアドバイスしてくれました。

1/3ページ

最終更新:2019/12/17(火) 6:05
サライ.jp

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ