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森田健作知事 台風被害の最中、自分のラジオ番組収録に

2019/12/18(水) 16:00配信

文春オンライン

「週刊文春」11月14日号 が〈台風被害の最中に「公用車で別荘」疑惑〉を報じた森田健作千葉県知事(70)。台風15号の初動の対応が遅れたとして、森田氏は12月10日、3カ月間の給与、ボーナスのそれぞれ10分の1を削減することを発表した。

【写真】森田氏が出演するラジオ番組。放送休止について説明はない

 その森田氏に、台風直撃の2日後、9月11日のラジオ収録をめぐり、トラブルが起きていたことが「週刊文春」の取材で明らかになった。

 12月16日に県議会総務防災委員会で、「9月11日の午後、知事は何をしていたのか」という県議の質問に対し、県の秘書課は次のように答えた。

「知事は昼頃に県庁から知事公舎に戻りました。ずっと知事公舎にいたのかどうかは確認していません」

「週刊文春」取材班が情報公開請求で入手した「知事の行事予定表」によると、知事のこの日の動きは、次の通りだ。森田氏は午前10時から千葉市のホテルで行われた「東京オリンピック・パラリンピックCHIBA推進会議」に出席したが、冒頭の挨拶を終えると、すぐに退室。会議後の11時10分から11時45分まで県庁で「政策協議」、その後17時30分からの第2回災害対策本部会議まで公務の予定は入っていない。

 この間、約6時間の森田氏の行動が明らかになっていないため、議会でも質問が出たのだ。

「週刊文春」が取材を重ねると、県庁関係者が重い口を開いた。

「知事はこの時間に、ベイエフエムのレギュラー番組『青春スピリッツ!』の収録のためスタジオを訪れていたようです。しかし、周囲から『こんなことをしている場合じゃない』と諫められ、慌てて引き返したといいます」

 実は、この収録予定分以降の「青春スピリッツ!」は、現在に至るまで放送されておらず、放送休止状態になっている。さらに、森田氏が出演する別のベイエフエムのレギュラー番組も、休止されている。

 ベイエフエムの専務取締役、編成局長、監査役などに話を聞いたが、「その日のことはわからない」と判で押したように回答せず。ベイエフエムの広報に尋ねたが、「編成上の都合で休止しており、再開は未定です」と答えるのみ。また森田氏、県庁の広報課にも事実確認を求めたが、他の質問には答えたもののこの日の行動については回答しなかった。

「青春スピリッツ!」は県の広報番組ではなく、私人としての芸能活動である。台風被害が拡大する最中、災害対策よりも私的活動を優先した疑惑が浮上したことで、森田氏は議会や記者会見でさらなる説明が求められそうだ。

 12月19日(木)発売の「週刊文春」では、上記の問題に加えて、森田氏が所属するサンミュージックのタレントを県が株主の地元テレビ局で重用している問題、自分が主演するドラマ「おれは男だ!」の地元テレビ局放映、親密なアイドルへの県事業の発注、長男へのイベント発注などの「県政私物化」を、4ページにわたって詳報している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年12月26日号

最終更新:2019/12/19(木) 0:33
文春オンライン

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