ここから本文です

<ドクターX>“胸熱”最終回に絶賛の嵐!シリーズ人気をけん引した“安心感”と“緊張感”の絶妙バランス

2019/12/20(金) 8:18配信

ザテレビジョン

米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が12月19日の放送で最終回を迎えた。主人公のフリーランス医師・大門未知子(米倉)だけでなく派閥を超えて東帝大学病院の総力を結集したクライマックスに、ファンから「これでこそドクターX!」「胸熱展開にシビれた!!」といった感動の声が上がっている。第6シーズンも高視聴率を維持し好評を博した超人気ドラマの人気の秘密に迫る。

【写真を見る】最後は神原名医紹介所に勢ぞろいした東帝大学病院の精鋭たち

(最終回までのネタバレがあります)

第6シーズンでは「ドクターX」生みの親である中園ミホがメーン脚本に復帰。未知子の新たな対立軸として「ハゲタカ」の異名を持つ投資家・ニコラス丹下(市村正親)とその腰巾着・鮫島有(武田真治)が加入し、東帝大学病院にも経営効率化の波が押し寄せた。丹下と未知子がスペイン語で会話する導入にいきなり度肝を抜かれた視聴者も多かったはずだ。

レギュラー陣にも“次世代がんゲノム・腫瘍内科部長”浜地真理(清水ミチコ)や“次世代インテリジェンス手術担当外科部長”潮一摩(ユースケ・サンタマリア)らクセのある面々が加わり、おなじみのキャラクター・加地秀樹(勝村政信)は“次世代超低侵襲外科治療担当部長”に昇格。代わりに蛭間(西田敏行)派筆頭だった元外科部長・海老名敬(遠藤憲一)がヒラの医局員に降格するという人事刷新が行われた。

■ 清水ミチコのモノマネショーまで!!

シリーズ作品ならではの安定感と遊び心あるサプライズが絶妙なバランスで共存するのが「ドクターX」の真骨頂。なかでも、レギュラー陣やゲスト患者たちがさまざまなかたちでもたらしたサプライズには楽しませてもらった。

“ブラジルの日系二世”というニコラス丹下は、スペイン語と日本語のバイリンガルなだけでなく、性格もラテン系。表向きは冷酷なコストカッターだが、嬉しいことがあれば踊り出す愛嬌たっぷりのキャラクターでもある。市村正親演じる丹下が副院長室で武田真治演じる鮫島と陽気にサンバを踊るシーンには、なんとも言えないおかしみがあふれていた。

実は手術がヘタなエリート外科医・潮も親しみが持てるし、海外帰りで英語が堪能なインテリ外科医・村崎公彦(藤森慎吾)はドヤ顔で英語を操るさまが何とも言えず愛らしい。清水ミチコに至っては未知子たちにモノマネレパートリーを披露。ドラマという枠を超えたはっちゃけぶりに、SNSでは「いきなり清水ミチコのモノマネショー始まって笑った」「中園ミホさん清水ミチコのファンだからな笑」「米倉さんたち素で楽しんでる!!」といった声が飛び交った。

ゲストのキャスティングにも遊び心がちりばめられた。5話では映画「極道の妻たち」に主演した岩下志麻が医療ドラマに初挑戦。“極妻”を彷彿させる和服姿で“伝説の看護師”を威厳たっぷりに演じた。8話には怪演女優・松本まりかが“失敗しないプリンセス”役で登場。男を手玉に取るテクニックを駆使し、未知子を相手に火花バチバチの戦いを繰り広げた。

このほか、ドラマ「中学聖日記」(日本テレビ系)で鮮烈なデビューを果たした若手俳優・岡田健史、“痔”で入院し週刊誌におびえる患者を演じた「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音、映画「万引き家族」(2018年)で脚光を浴びた13歳・城桧吏ら旬なキャスティングが毎回話題をさらった。

どんなに枠をはみ出した“遊び心”が盛り込まれても、ドラマの世界観をまったく壊さないのが「ドクターX」のすごいところ。シリーズを通して「絶対に命を救う」という未知子の強い信念をブレずに描く一方、遊ぶところは徹底的に遊ぶ、そんなメリハリの効いた脚本が光る。

■ 未知子が「失敗しない」理由

だが、おふざけだけでは人気ドラマたり得ない。「ドクターX」の最大の魅力は、作品の芯を貫く未知子の「救える命は絶対に救う」というシンプルな信念だ。今シーズンは特に、未知子の医者としての思いが色濃く打ち出されたシーズンだった。

9話では、かつての未知子と同じ難病、ステージ3の後腹膜肉腫に冒されたロックスター・九藤(宇崎竜童)に、未知子が「私、失敗しないので」を言い続ける理由を明かした。

「最初は怖くて震えた。医者は絶対失敗できない。だから自分に言った。『私は失敗しない』って声に出して言った。そういう自分に打ち勝たないと、患者の命救えないから」と打ち明けた未知子。九藤の「あんたもギリギリで勝ってきたんだな。俺の手術も…勝てるか?」の問いかけに「必ず勝つ。私、失敗しないので!」と言い切った。

9話を執筆したのは大門未知子の生みの親・中園氏。ついに描かれた未知子が「失敗しない」理由に、ネットでは感動の声が渦巻いた。

そして最終回。患者はシーズン6をけん引してきたニコラス丹下その人だった。

病状は極めて深刻で、未知子をもってしても成功する可能性は低い。加えて、丹下はインサイダー取引疑惑で逮捕拘留中。無理なオペで命を縮めることは許されない。オペに参加すれば医師生命を絶たれるというプレッシャーで東帝大学病院の医師が誰ひとりとして手を差し伸べない中、未知子はたった一人で難しい手術に挑んだ。

■ 東帝大学病院が“ONE TEAM”に!奇跡の大団円

未知子でも経験のない難しい症例で、術式が定まらないまま始まった手術。助手不在で医師の手も足りず、絶対絶命…その瞬間、海老名と多古(戸塚純貴)がオペ室に入ってきた。続いて加地、原(鈴木浩介)、村崎。見学室には浜地の姿も。さらに突如AIが起動し、打つ手がなかった未知子に術式を指示。未知子が「それだけじゃ弁下狭窄が解除できない!」と叫ぶと、潮が術着姿で入室し「大動脈基部の切開を僧帽弁輪部まで延長。心臓修復用パッチで弁輪を拡大し、大動脈を再縫合する」と対応策を提示した。

最後は東帝大学病院の医師が総力を結集し、ひとりの命を救うため一致団結。ドラマチックな展開に、ファンからは「これでこそドクターX!」「胸熱展開にシビれた!!」「涙腺崩壊…!」といった熱い声が上がった。

クランクアップに際し、「この間、内田有紀ちゃんが“『ドクターX』は安心感と緊張感の両方を持ち合わせた作品”とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思います」と語った米倉。楽しい演出で和気あいあいとした雰囲気がもたらす「ドクターX」ならではの安心感と、未知子の信念に貫かれた医療シーンの緊張感。そして、最後は敵キャラも一体となって命を救うというサプライズ展開。その絶妙なバランスこそが「ドクターX」の人気をけん引している。

東帝大学病院の総力を挙げたクライマックスに、海老名、加地、原、潮が病院をクビになって神原名医紹介所に所属!?というオチもついて「『ドクターX』まさか完結⁉」「終わってほしくない…」と、シリーズ存続を願う声も続々と上がっている。失敗しない孤高のドクター・大門未知子にまた会える日が来ることを心から願わずにいられない。

なお「ドクターX」最終回は放送後もTVer、テレ朝動画、AbemaTVなどで視聴可能。

(ザテレビジョン)

最終更新:2019/12/20(金) 8:18
ザテレビジョン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事