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マンガの巨匠たちが切磋琢磨した「トキワ荘」の再現を前に、「お休み処」で関連グッズ人気高まる

2019/12/23(月) 11:44配信

旅行読売

 東京都豊島区南長崎に2020年3月、著名なマンガ家たちがかつて青春期を過ごし、切磋琢磨した木造アパート「トキワ荘」を再現する「トキワ荘マンガミュージアム」がオープンする。
 再現への期待感が高まるなか、これまで「トキワ荘」の歴史を来訪者に伝える役割を担ってきた「豊島区トキワ荘通りお休み処」(電話03・6674・2518)では、「トキワ荘」グッズへの人気が、以前にも増して高まっている。
 「トキワ荘」の住人になった気分が味わえると好評なのが、「トキワ荘」の文字が入ったスリッパ(1000円)だ。多くのマンガ家が作中で「トキワ荘」を描く時、「昭和風のスリッパ」がよく出てくる。そこからヒントを得て制作されたグッズだ。
 この「昭和風のスリッパ」は、「お休み処」で2階の展示(土足禁止)を見に行く際にも使われている。2階には、トキワ荘の住人だったマンガ家・寺田ヒロオ氏の部屋が再現・展示されている。このスリッパを購入して自宅に持ち帰ると、いつでも「トキワ荘の住人気分」にひたることができる。3月の「トキワ荘マンガミュージアム」がオープンに合わせて、「限定色」のスリッパの制作・販売する計画もあるという。

 「トキワ荘ボックス」(500円)は、本物のトキワ荘をもとにしてデザインされた「トキワ荘のミニチュア」とも言えるみやげ。 ペーパークラフトのようでもあるが、基本的な役目は「箱(ボックス)」。屋根の部分が開くので、「トキワ荘」の中に、あれも、これもと「夢」いっぱいの「宝物」をたくさん詰めることができる。横幅は16.5センチ、高さ7.5センチ。
 「チューダーあめ」の由来は、昭和30年代はじめのトキワ荘でマンガ家たちのリーダー格だった、「テラさん」こと寺田ヒロオ氏が発明し、みんなで飲んだ「焼酎のサイダー割り」で、略して「チューダー」。 この名称を借りて、子どもも楽しめるサイダー味の「チューダーあめ」(100円)を、トキワ荘通りの商店街有志が制作・販売している。さわやかの中に、なつかしさがこもった「昭和の味」がする。

 「トキワ荘」をデザインしたキーホルダーは750円。グッズ類の中では最近売り出された新商品。まもなく「再現」する、トキワ荘への地域住民の思いが込められている。
 「トキワ荘」が再現される南崎花咲公園には、記念碑「トキワ荘のヒーローたち」がある。そこには、かつて住人だったマンガ家の手塚治虫らの似顔絵入りの銅板がはめ込まれている。赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子・F・不二雄、藤子不二雄(A)、少女漫画家の水野英子、そして、東京工芸大学杉並アニメーションミュージアムの鈴木伸一館長らの名前もある。

 お休み処は19年12月15日で開館6周年を迎えた。12月18日までの累計入館者数は、8万6579人。1年間の平均は約1万5千人ということになる。3月にトキワ荘が「再現」されれば、過去に経験したことのない大勢の人々が来訪することが予想され、トキワ荘通りは活気に満ちたエリアになっていきそうだ。

最終更新:2019/12/23(月) 11:44
旅行読売

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