ここから本文です

ネットだけでは学べない。二塁奪取を誓う西武・山野辺翔が1年目に得た気付き

2019/12/25(水) 11:02配信

週刊ベースボールONLINE

秋季キャンプで課題を自覚

 源田壮亮、外崎修汰、金子侑司、秋山翔吾、浅村栄斗(現楽天)、片岡易之(現在は「治大」。現巨人二軍内野守備走塁コーチ)。西武ライオズが輩出した、日本プロ野球界を代表する選手たちだが、彼らは全員、『ドラフト3位入団選手』という共通点を持つ。こうした背景から、西武のドラフト3位指名選手には、格別な“一目”が置かれる傾向がある。今季のルーキー・山野辺翔もその一人だった。特に、今季は浅村が楽天へFA移籍したため、二塁のポジションが空いていた。そのレギュラー候補の一人として、社会人野球でも実績のある山野辺には、2年前の源田同様、1年目からの定位置奪取に、より一層の期待と注目が集まっていた。

 しかし、プロの世界はそんなに甘いものではない。春季キャンプをA班(一軍に相当)で過ごす中で、「たくさんのことを教えていただいたのですが、そこでなかなか頭と体の動きの一致ができなかった」。最も苦労したのが、守備時の足の使い方だという。自身がアマチュア野球の中で培い、結果を残してきた考え方と、プロの世界での考え方との違いに、頭では理解しながらも、体がなかなか順応してくれなかった。開幕を二軍で迎え、その一致に努めたが、4月20日に一軍昇格を果たしてからも、完全習得には至らず、5月23日に登録を抹消された。結局、その後再昇格は、優勝決定後の最終戦1試合のみ。シーズン通して9試合の出場に終わった。

 プロ1年目を、「期待もされていたと思うので、成績だけを見たら、不甲斐ない」と振り返る。だが、その一方で、「自分としては、いろいろ教われたので、本当に勉強になった1年でした。一軍にはなかなか上がれませんでしたが、ファームで、各担当コーチの方に、一つひとつ整理してもらえたおかげで、思い切りやるということができるようになり、貴重な時間となりました」と、大きな収穫も口にした。

 秋季キャンプでは、現役時代“内野守備の名手”で名を馳せた辻発彦監督から、再び直々に指導を受け、あらためて課題を自覚した。入団時からの「足使い」は、変わらずのテーマだと言うが、それ以上に、「バットに当たってワンバウンド目で『こういう打球が来る』と判断することが、まだできていない」と、秋季キャンプでの実戦練習の中で痛感。あこがれでもあり、目標とする源田壮亮が「振る前から(打球が)分かる」と答えているのをネットメディアで見聞きしたことからも、さらなるスキルアップの必要性を肝に銘じた。

1/2ページ

最終更新:2019/12/25(水) 12:00
週刊ベースボールONLINE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事