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冬山登山では夏山以上にアクシデントに対応できるような準備を

2019/12/25(水) 8:21配信

YAMAKEI ONLINE(ヤマケイオンライン)

長野県では県内で起きた山岳遭難事例について「島崎三歩の山岳通信」として情報発信している。第172~3号では、冬山での遭難救助の難しさについて言及し、夏山以上にアクシデントに対応できるような準備をしておくことを促している。

・11月21日、中央アルプス仙涯嶺で、43歳と42歳の男性人は下山時に登山道から外れて沢を下降中、行動不能となる山岳遭難が発生。遭難者2名は県警ヘリで救助された。

・11月22日、八ヶ岳連峰天狗岳で、家族と2人で入山した60歳の女性が、下山中に足を滑らせて転倒、負傷する山岳遭難が発生。女性は諏訪広域消防本部により救助された。

・12月6日、川上村川端下地籍・廻目平付近で、仲間とロッククライミングのために入山した46歳の女性が、ロッククライミング中に転落して負傷する山岳遭難が発生。女性は佐久広域消防により救助された。

・12月14日、八ヶ岳連峰横岳裏同心ルンゼで、仲間と2人で入山した50歳の男性がアイスクライミング中に足を滑らせ滑落し、負傷する山岳遭難が発生。男性は茅野署山岳遭難救助隊と諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊により救助された。

・12月15日、北アルプス西穂高岳で、仲間と3人で入山した39歳の男性が下山中に何らかの原因により滑落し、死亡する山岳遭難が発生した。

長野県警山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス

12月9~15日の期間では、八ヶ岳と西穂高岳で遭難が発生しました。八ヶ岳ではアイスクライミング中に足を滑らせ滑落し、骨折等の重傷を負っています。現場周辺は強風により、ヘリコプターによる救助はできなかったため、救助活動を地上から行わなければならず、救助活動は深夜に及びました。西穂高岳では滑落により県外に居住する男性が亡くなっています。

冬山で遭難すると、状況によっては救助されるまで相当の時間がかかる場合があります。その間、遭難者本人や同行者は現場で風雪と寒さに耐えながら、救助を待たなければなりません。

冬山に入山する以上、遭難のリスクは誰しもあるものです。アクシデントに対応できるよう、非常用の装備を携行し、訓練を積んでから入山してください。

最終更新:2019/12/25(水) 8:21
YAMAKEI ONLINE(ヤマケイオンライン)

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