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結成20周年イヤーへ! いきものがかり約5年ぶりの オリジナルアルバム「WE DO」をリリース【前編】

2019/12/25(水) 11:00配信

ウォーカープラス

2017年1月に「放牧宣言」し、活動を休止していた海老名・厚木出身のいきものがかり。2018年11月「集牧宣言」し活動を再開。配信シングルの発表やファンクラブツアーを経て、約5年ぶり、待望のアルバム「WE DO」を発表!

アルバム「WE DO」には、メンバーの決意表明の旗印となった「WE DO」、「太陽」「SING!」など全13曲収録

――横浜ウォーカーには2016年以来のご登場ですが、まず、2017年1月より放牧宣言を発表し、いきものがかりとしての活動をお休みして、2018年11月に集牧し、活動を再開していますが、その間どのように過ごしていましたか。

水野 それぞれあると思いますが、僕はバリバリ働いていました(笑)。

吉岡 リーダー(水野)はあらゆることに取り組んでいて、いろんな方に楽曲提供をしたり、イベントもやっていたよね。

水野 そうですね。あとは「HIROBA」(水野の新プロジェクトで思索や創作、また他のアーティストやクリエイターとの交流を楽しく、自由に、深く、行うための「場」としてウェブサイトをオープンした)を立ち上げたりだとか。

吉岡 私は本当に半年くらい何もせず、ゆっくり過ごしていました。グラミー賞授賞式(毎年2月に米で開催)を見に行く機会もいただいてロサンゼルス、ニューヨークへ行ったり、放牧だからとスイスに行って、牛と並んで写真を撮ってみたり(笑)。でも、半年くらい経って歌いたくなって、実際に動き始めて、最終的にはソロアルバム「うたいろ」を作らせてもらいました。なので、のんびりと仕事と半分くらいでした。

山下 僕は、地元、神奈川のtvkさんの「ミュートマ2」でレギュラーコーナーを担当させてもらっていたり、FMヨコハマさんではラジオ番組(「上手投げ!!!ラジオ」土・21:30~22:00)を今も引き続きやらせてもらっていたりします。時間はあったので、子供のころ親が作った山小屋があるんですが、そこによく行って、ものづくりしたり。

――山小屋で作詞作曲?

山下 音楽というより、本当に建築を……。

吉岡 東屋を作ったりしたらしいですよ。

水野 山下は建築資材とかも詳しいんですよ。

吉岡 みんなでライブ会場に着いても、山下だけ隅のほうで「あの骨組みは…」とかって関心しているんです(笑)。

水野 ライブ会場の見方がちょっと違うんですよ。

山下 基礎とか見ちゃう。

――あはは。いいですね。

山下 自由にやらせてもらっていました。昔は海外にひとり旅も多かったんですが、放牧期間は国内もいろいろ旅行していました。日本にも知らないところがまだまだいっぱいあるなって。

――集牧後、改めていきものがかりの活動はいかがでしたか。

水野 活動を休んでいる間もファンクラブを辞めずに続けてくださった方々がいて、その方たちに挨拶しなければと初めてメンバー3人で共作した「太陽」という曲を送って、2019年はファンクラブツアーをやらせてもらいました。ツアーがはじまると、ライブスタッフ、サポートメンバーにも久しぶりに会って、またこのチームがはじまった実感がありました。改めて、すばらしいチームでやらせてもらっていたんだなと感じることができました。特に、僕は2年間、楽曲提供などをやってきましたが、そういう時は現場にひとりで乗り込んでいくんですね。だから、仲間がいることのすばらしさをより感じるというか。僕ら3人のためにいろんな人が動いてくださって、幸せな環境で活動させてもらっているなと……正しいでしょうか? 点数でいうと?

吉岡 120点!(笑)。私はソロアルバムでいろんな方の曲を歌わせてもらった経験は大きかったです。「いきものがかりって普遍的なんだな」というのは改めて感じました。ライブも新曲も、どんな曲がきてもいい意味ですっと入っていけて、すごくナチュラルにいくというか。同じ地元で育って、好きな音楽が一緒というところから始まっている3人なので、そこのつながりは変わらず「阿吽の呼吸」という言葉がハマりました。

山下 ふたりが言う通りなんですが、実感としては、一番身近なところで、親や親戚が喜んでいるというのはありましたね。ありがたいことに身内もファンでいてくれて、どこかで不安があったのか、「いつ、はじめるの?」ってよく聞かれていたんですよね(笑)。もちろん3人ではそういう話はしていましたけど、具体的にどう再開するのか、公に発表できるタイミングになって、親や親戚にも報告をしたら、すごく喜んでくれて。先日は全国ツアーの発表もありましたが、ファンの方の反応はもちろん、最初に実感したのは身内の反応だったりして。

――約5年ぶりのオリジナルアルバム「WE DO」には充電期間を経てのパワーと、いろんな曲がぎゅっと詰まっています。

水野 「どんなアルバムにしようか」とアイデアを出し合ったんですけど、カラフルなアルバムにしたくて、「全部シングルなんじゃないか」というくらい濃いめの曲を選んでいきました。

――それだけ、いろんな曲があがっていたのですか?

水野 僕らは、先に出ているシングル曲を軸に、そこからどういう要素の曲が足りないかと話し合って進めて行くやり方が多くて。3人で新曲も持ち寄るし、今までのストックから選ぶこともあるのですが、今回はストックから引っ張り出した曲でも、そのままレコーディングする感じではなく、サビだけ残して総取っ替えとか、歌詞も変えたり、どんどん新しい要素が入っていったアルバムだと思います。

――エネルギーがありますよね。「しゃりらりあ」なんかもおもしろい展開で。

吉岡 ですね! でも「しゃりらりあ」ってなに?

水野 書いた本人もわからない(笑)。何か降りてきた言葉で。

吉岡 「きみへの愛を言葉にするんだ」みたいに「ストレートにライブで盛り上がる曲を入れたい」ってできた曲もありますが、「しゃりらりあ」はライブでも盛り上がるけれど、単純にはいかないファンキーな曲ですよね。「STAR LIGHT JOURNEY」は「ドリーミーで女の子らしい曲がほしいよね」って選んだり。

――「STAR LIGHT JOURNEY」もいい曲ですよね。アレンジも素敵で。

水野 アレンジャーの本間(昭光)さんが、曲の背景にフィル・スペクターさんとか大瀧詠一さんなんかのエッセンスをまとめあげてくださって。

――それが、いきものがかりとしてのダイナミックさになっていて。

水野 この曲は結構声も重ねていますからね。

吉岡 重ねましたよね

山下 コーラスもいっぱい入れてね。

吉岡 ほかにも、ほっち(山下)に「バラード作って!」とリクエストしたこともあった。それがアルバムを締める「季節」という曲になったりとか。これだけ、カラフルな曲があると、いろんな方たちに響いてくれるのではないかと。

写真左から水野良樹(1982年、海老名市出身 / G.)、吉岡聖恵(1984年、厚木市出身 / Vo.)、山下穂尊(1982年、海老名市出身 / G.&Harmonica)。2016年3月メジャーデビュー10周年を迎え、8月に地元、海老名・厚木にて「超いきものまつり2016 地元でSHOW!!」を開催。2017年1月「放牧宣言」し、活動を休止。2018年11月活動を再開。2019年末、11回目の「NHK紅白歌合戦」に出場。

【構成・取材・文=古城久美子/撮影=中村力也】

(横浜ウォーカー・横浜ウォーカー編集部)

最終更新:2019/12/25(水) 19:42
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