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虐待死、あおり運転…「2019年の重大ニュース」思い出せる?

2019/12/30(月) 16:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

改元、ラグビーワールドカップ、消費増税…今年も様々な出来事がありました。年の暮れ、段々とお祭り気分になる頃合いではありますが、この1年どんなニュースがあったかを思い出せますか? 最後に2019年を振り返り、来るオリンピックイヤーを迎えましょう。日夜たゆまずニュースを分析し、受験生のために解説記事を配信している亀井孝祥氏が、2019年の重大ニュースを振り返ります。※本記事は、医学部受験サクセスガイド『集中メディカ』掲載の記事を一部抜粋・再編集したものです。

2019年「上半期」の主要なニュース

1月 (1)【中国で世界初の「ゲノム編集べビー」が誕生】

1月21日、中国広東省・南方科技大の賀建奎副教授は、「ゲノム編集により遺伝子を改変した受精卵で双子を誕生させた」と発表、中国当局もこれを事実と認めました。世界で初めての「ゲノム編集ベビー」誕生のニュースに、各国の医学界が騒然となりました。

今回の研究では、エイズウィルスに感染しにくくするゲノム編集が、双子の赤ちゃんの遺伝子に施されました。しかし、その成長過程で想定外の健康被害が起きる可能性や、人為的に改変された遺伝子がその子や孫に受け継がれるリスクも懸念され、「人体への影響が未知な研究は、倫理的に問題がある」として多くの科学者の批判対象となりました。加えて、賀副教授が自身の名声と利益のためにこの研究を行ったと表明している点も問題視されています。

1月 (2)【千葉の小学4年女児が虐待死】

1月24日、千葉県野田市立小学校4年生の栗原心愛(みあ)さんが自宅浴室で死亡した事件。翌25日、千葉県警野田署は、傷害容疑で父親の勇一郎容疑者(現在被告)を逮捕しました。勇一郎被告は心愛さんを日常的に虐待、1月22日から24日の間、心愛さんに食事を与えなかったり、冷水を浴びせたりして死亡させたとしています。また、心愛さんの母親も傷害幇助(ほうじょ)罪で起訴されました。その裁判は6月に終了し、懲役2年6ヵ月、保護観察付き執行猶予5年の判決が確定しています。

この事件後も、各地で身内による児童虐待事件が多発し、社会問題化しています。仕事や生活について親が抱えている不安が要因とも考えられていますが、家庭の問題に行政や地域住民がどこまで介入できるかが、事件回避の鍵となりそうです。

2月【探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに着地成功】

2月22日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2014年12月に種子島宇宙センターから打ち上げられた探査機「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウへの着地に成功したと発表しました。石や砂などの採取にも成功した可能性が高いとの報道に、多くの国民が歓喜しました。

先代「はやぶさ」が航行途中に見舞われた多数のトラブルを教訓に、アンテナ・燃料配管の再検討、姿勢制御装置やエンジンの性能を向上し誕生した「はやぶさ2」。約1年5ヵ月の探査活動を終え、来年秋に地球へ帰還する予定です。

3月【マリナーズ・イチローが引退表明】

3月21日、日本プロ野球と米大リーグでプレーし、日米通算4367安打を記録したマリナーズのイチロー選手が現役引退を表明しました。

4月【池袋で高齢ドライバーが暴走、母子が死亡】

4月19日、東京・池袋で高齢ドライバーが運転する車が暴走し、通行人らを次々と撥ね、乗用車を運転していた男性を含む10人が負傷、3歳の女児とその母親(31歳)が亡くなりました。

このような高齢ドライバーによる重大事故が全国で多発していることから、運転に自信のない高齢者に対し、免許の返納を促す動きが高まっています。しかし、公共交通機関の整備が行き届いていない地方に住む高齢者にとって、車は大切なライフラインです。高齢化が進むなか、根本的な問題解決の糸口は、いまだ見つかっていません。

5月【天皇陛下即位。新元号「令和」がスタート】

平成の天皇が4月30日に退位され、5月1日から皇太子徳仁親王殿下が第126代天皇に即位、元号が「令和」となりました。10月22日、即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が行われ、11月10日には「祝賀御列の儀」のパレードも開催。沿道で多くの国民が祝福しました。

6月【ハンセン病家族訴訟、国に賠償命令】

ハンセン病患者の隔離政策により、親族も差別や偏見を受けたとして、元患者の家族が国に対し損害賠償を求めた訴訟で、6月28日、熊本地裁は国に賠償を命じる判決を言い渡しました。さらに11月には、家族に最大で180万円を支給する補償法が成立しました。

1930年代から40年代、国によるハンセン病患者の強制隔離政策が進めらた結果、患者のみならず、家族や親戚も周囲から差別を受けました。それは特効薬が開発された現代でも同様です。元患者の社会復帰は困難を極め、最終的には療養所へ戻って余生を過ごすことも、少なくありません。

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最終更新:2019/12/30(月) 16:00
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