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「食間とは?」「点滴は早く治る?」ほか薬の疑問に医師回答

1/3(金) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 医者が書く本と言えば、「こうすれば治る!」と独自の治療法を紹介するものばかりだが、発売1か月で3万8000部を突破したこの本は違うようだ。

【写真】京都大学大学院医学研究科消化器外科医の山本健人氏

 京都大学大学院医学研究科消化器外科医の山本健人氏が上梓した『医者が教える正しい病院のかかり方』は、病院にまつわる初歩的な疑問の数々に丁寧に答えた内容で、“気になっていたけど先生には聞きづらかった”と読者の共感を集めているという。

 そんな山本氏に「薬をもらうとき」の疑問4つに答えてもらった。

 * * *
【Q:痛み止めは飲まないほうがいい?】

 痛み止めを飲み続けると効き目に慣れてしまい、飲んでも痛みが取れなくなる、副作用が怖いなどの理由で痛みがあるのに服用を我慢する方がいらっしゃいます。とくに高齢男性に多い。

 しかし、全身の関節や筋肉の痛みなど加齢が原因である痛みの場合、治療によって原因を取り除くことはできません。ここではいかに痛みとうまく付き合っていくかが大切で、我慢をすることで生活の質を下げてしまうことのほうが問題です。

 痛み止めには多くの種類、剤形のものがあるため制限量を守りながら自分に合うものを服用し、積極的に痛みを制御しましょう。

【Q:「食間」っていつ?】

「食前」「食後」「食間」の意味を曖昧にしか理解されていない方は多いです。食前とは胃の中に食べ物が入っていないとき。一般的には食事の20~30分前です。「食後」は胃の中に食べ物が入っている状態。食後20~30分以内を指します。「食間」は一般的に食事の2時間後を目安とします。

【Q:「頓服薬」の意味は?】

「頓服薬」というと、痛み止めや熱冷ましのことだと誤解している人がいますが、「頓服」とは薬の種類ではなく、「症状が出たときだけ飲む薬」という意味です。便秘時だけ飲む下剤や、眠れないときだけ飲む睡眠薬なども「頓服」です。

【Q:点滴をしたほうが早く治る?】

「ひどい風邪を引いたけれど病院で点滴をしてもらったからすぐに治った」とおっしゃる方がいます。これは何も風邪の特効薬ではなく、嘔吐や下痢で脱水状態になるのを防ぐための水分です。口から水分をとれる場合、点滴は必須ではありません。

※週刊ポスト2020年1月3・10日号

医者が教える 正しい病院のかかり方 (幻冬舎新書)

最終更新:1/3(金) 16:38
NEWS ポストセブン

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