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「声が大きい人が勝つ組織」に嫌気…26歳・中学教師の悩みを「決定的な答え」がないのに鴻上尚史が取り上げた深い理由〈dot.〉

1/14(火) 16:00配信

AERA dot.

 鴻上尚史の人生相談。「学校という古い巨大組織」に息苦しさを感じているという26歳教師。声の大きなおじさん先生の「当たり前」という一言で、合理性も吹き飛ぶと嘆く相談者に、鴻上尚史が「決定的な回答持っていない」が心底相談者に伝えたいと思うこと。

【相談53】中学校の教員ですが、声の大きい先生の意見がまかりとおってしまい窮屈です(26歳 女性 ゆき)

 私は公立の中学校で教員をしています。先日の校則についての回答(【相談47】「日本の校則はなぜ厳しいのか」19歳の問いに鴻上尚史が明かした高校時代の闘争)を読みました。そして、ガチガチな旧体制の現場で、ゆとり教育ど真ん中の20代教員が息苦しく感じていることを相談させていただきます。鴻上さんがおっしゃる通り、学校現場は巨大な組織であるがゆえに、いろんなことが古いままです。次世代の子供たちを育てているにもかかわらずです。本当に息苦しく感じます。未だに紙媒体に拘るところ(もちろん全ての学校ではありませんが)もさることながら、校則は本当に意味がわかりません。

 うちの学校はツーブロックが禁止です。スカート丈も短ければ注意して、寒くてもカーディガンは禁止。漫画はもちろん、トランプなどのカード類も禁止です。それぞれの禁止事項には理由があります。もちろんその理由も理解できないわけではありませんが、私自身は勉強の邪魔にならず、人間関係をこじらせたり大きな問題に繋がることでなければ禁止しなくてもいいじゃないか、と思います。

 だから、昨年度の生徒指導会議で「ツーブロック禁止の理由は、奇抜な髪型にすることで上級生などに目をつけられる、トラブルの原因になることでした。しかし今、ツーブロックは奇抜ではありません。普通の、よくある髪型になっています。だから禁止を解くべきだと思います」と発言しました。実は校則は毎年会議で見直されています。そして、私はその見直しで意見を言える生徒指導部に所属していました。他の先生方も「確かにそうかもしれない」と大方同意しているような雰囲気でした。

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最終更新:1/15(水) 12:19
AERA dot.

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