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渋野日向子vs鈴木愛 「気の毒な賞金女王」の逆襲あるか?

1/7(火) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 かつて、ここまで陽の目を見ない賞金女王がいただろうか──。2019年シーズンの女子ゴルフで賞金女王を獲得した鈴木愛(25)だが、オフの話題は全英オープン制覇で一躍スターとなった賞金ランク2位の渋野日向子(21)に一極集中した。

【写真】手を高々と上げた賞金女王の鈴木愛

「立て続けにバラエティ番組に出演し、ノーベル賞の吉野彰氏、プロボクサー・井上尚弥らとともに大晦日の紅白歌合戦のゲスト審査員にも選ばれた。年内はスケジュールがびっしりとなり、練習再開は年明けにずれ込んだ。一方の鈴木のメディア出演はほとんどない」(ツアー関係者)

 12月18日に行なわれた日本女子プロゴルフ協会の年間表彰式では、賞金女王として鈴木が壇上にあがったが、一方の渋野はMVP(メルセデスベンツ最優秀選手賞)として表彰された。

「MVPは年間を通じた総合的な活躍度を評価するランキング。2012年に始まった制度で、成績と試合出場に応じて得られるポイントによって決まります。

 渋野の活躍もあり、改めて『賞金女王』と『MVP』のどちらに価値があるのか、関係者の間で話題になった。海外ではポイント制のランキングに重きを置く流れがある一方、日本は賞金ランキングを重視してきた。渋野の全英制覇の影響もあって来季からは海外メジャーの成績がポイントに加算されるようになり、MVPの価値が高まる方向になるだろう。女子ゴルフ界の議論が、渋野を中心に回っている印象です」(担当記者)

 鈴木がやや気の毒になるほどの渋野フィーバーだ。

 来季はこの2人が、東京五輪代表を争うことになる。出場枠は原則として世界ランク上位から各国2人まで。現在、日本人トップは世界ランク5位の畑岡奈紗(20)で、同11位に渋野、同16位に鈴木と続く(2019年12月24日時点)。

「15位以内の選手はひとつの国から4人まで出場が認められるので、3人揃って出場の可能性も残されていますが、基本的には渋野と鈴木がラスト1枠を争う。

 オフの出演オファーがないぶん、鈴木は早々に練習を再開。思い出されるのは、かつて岡本綾子さんや清元登子さんがオフに弟子のバラエティ番組出演を許さなかったこと。“オフで体が緩むと戻すのに半年かかる”という考えです。その教えに従った清元さんの一番弟子・不動裕理は6年連続賞金女王になった」(同前)

 オフの違いが来季にどう影響するか。戦いはすでに始まっている。

※週刊ポスト2020年1月17・24日号

最終更新:1/7(火) 7:38
NEWS ポストセブン

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