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スターシェフが手掛けるエールフランスのスペシャルな機内食とは?

1/7(火) 20:11配信

GQ JAPAN

エールフランス航空のパリ発長距離線ビジネスクラスの機内食を監修した、シェフのアンドレ・ロジェ氏を直撃した!

【写真を見る】有名シェフが手掛ける絶品機内食

初の機内食!

「私が生まれ育ったバスク地方の料理を、乗客の皆様に味わって欲しい」と話すのは、エールフランスの機内食を手掛けたシェフのアンドレ・ロジェ氏。2007年に28歳でM.O.F.(Meilleur Ouvrier de France/国家最優秀職人章)を料理部門で受賞し、19年1月にはレジオン・ドヌール勲章を受勲した大スターだ。そんな彼女が監修した機内食が20年2月末までエールフランス航空のビジネスクラスで振る舞われている。11月中旬に来日したロジェ氏にエールフランスとのコラボレーションについて話を訊いた。

──こんかいのメニューのこだわりを教えてください。

やはり、食文化の豊かな私の地元・バスクにフォーカスした点です。メニューの中では、煮込み料理である『コスケラ風の小鱈』にとくに思い入れがあります。どの家庭でも食べるバスク地方の料理のひとつで、私もこれを食べて育ちました。一緒にいれた貝類からでるダシが味わいに深みをあたえます。

──初めて機内食を手掛けるにあたり、苦労したことは?

機内食の試作には1年ほど時間を費やしました。とく特に苦労したのは、牛フィレ肉のステーキの火入れです。機内食は、ケータリング会社の工場で表面だけ焼き色をつけ、中はほぼ生の状態で積み込まれます。それをキャビンクルーが機内の電気オーブンで焼いて仕上げます。レストランのように注文されてから調理するのとはまったく違うので、温度や時間の管理が難しかったです。

──実際に機内で仕上げや盛り付けをされましたか?

はい。こんかい日本に来る便で1回限りのプロモーションを行い、そこでお料理の仕上げをし、サーブしました。たった1回ですが、実際にやってみるのは私にとってすごくよい経験でした。それに、私のメニューを提供するクルーの大変さを身にしみて感じました。

──これまでのエールフランスの機内食についてどのような印象をお持ちですか?

フランスの食文化を体現していると思います。いつエールフランスに乗ってもとても満足していました。なので、オファーをいただいたときはとても嬉しかったですし、非常に名誉なことだと思います。

──さいごに、今後の活動について教えて下さい

私は将来の計画を立てません。目標を決め、それに向かって邁進するというよりも自然な成り行きに任せるのが好きです。私の拠点であるフランス南西部・ビアリッツのレストランは、そんなに大きくないのでお客さまと直接交流ができます。私の目の届くサイズのお店でとても気に入っているし、仕事と家庭のバランスも取れているので、今の状況にとても満足しています。

アンドレ・ロジェ
シェフ

07年に弱冠若干28歳でM.O.F.(国家最優秀職人章)を料理部門で受賞。翌08年には夫のステファーヌ・ロジェと共にレストラン「レ・ロジェ」をビアリッツにオープンし、ミシュランの1つ星を獲得した。2019年1月にはレジオン・ドヌール勲章を受勲。日本では、09年に銀座三越の『レ ロジェ エギュスキロール』(現在はクローズ)、13年に京橋の『レ ロジェ ビストロ ド ロア』をオープンした。

文・近藤玲央名(GQ)

最終更新:1/7(火) 20:11
GQ JAPAN

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