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葉上太郎/洪水被災地ルポ・郡山の「人災」と福島の「奇跡」〈福島を再び襲った水害。分かれた明暗の理由〉――文藝春秋特選記事【全文公開】

1/8(水) 6:00配信 有料

文春オンライン

 冷たい雨が降る。

 10月22日、新天皇の「即位の礼」に伴う祝日。

 しかし、福島県郡山市の中央工業団地では、かじかむ手に息を吹き掛けながら、浸水した事業所から廃棄物を運び出す作業が続いていた。

 150社以上が進出している同工業団地は、台風19号による豪雨災害で全域が水没し、休んでいる暇はなかったのだ。

「市が工業団地内に『災害ゴミ』の置き場を開設しましたが、満杯になったら遠方に運ばなければなりません。運搬に時間を取られて、会社の復旧が遅れてしまう」

 雨合羽を泥だらけにした男性は、そう答える時間も惜しそうにゴミ袋を軽トラックに積み込んでいた。

 水害に遭った工場の復旧には時間がかかる。水が引いたら泥をかき出さなければならない。使えなくなった物を棄てる。それから機械が動くかどうかのチェックをする。部品交換で済むのか。買い換えなければならないのか。その場合はどうやって資金を調達するのか。事業再開までには長い道程がある。 本文:6,345文字 写真:3枚

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葉上 太郎/文藝春秋 2019年12月号

最終更新:1/8(水) 6:00
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