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「女として“真の勝ち組”とは・・・」高学歴・高収入の35歳女子が語る本音

1/8(水) 5:20配信

東京カレンダー

今とは違う“何者か”になりたい。

ここ東京では、そんな風に強く願い行動した者のみが掴める、成功や幸せがある。

しかし、ご存じだろうか。

彼らは、その影で、ジレンマに苛まれ様々なコンプレックスと戦っていることを…。

名前:花凛(仮名)
年齢:35歳
職業:外資系化粧品メーカーPR


平日21時、恵比寿のとあるお店に美女が待っていた。

座っているその佇まいから、長身のスラリとしたプロポーションであることが伺える。

「こんな時間にごめんなさいね、平日はどうしても夜遅くにしか時間が作れなくて」

そういって柔らかい笑顔で語りかけてきた花凛は、大手外資系化粧品メーカーに勤める35歳。

東京大学経済学部を卒業後、現在の会社に入社して10年以上が経つ。

そして昨年、彼女はマネージメントに抜擢されたそうだ。年収も一気にあがり、目黒に1LDKのマンションを購入したそう。

抜群のルックスに非の打ちどころのない経歴。

まさに、才色兼備を具現化したような女性だが、どこか遠い目をしながら、こう語り始めた。

「私ね、最近思うんです。女性は、下手に向上心を持たない方が幸せなのかなって…。私も幼い頃から努力してきましたけど、今になってこれでよかったのかなって思うんですよね」

まるでこれまでの努力を後悔しているような口ぶりだが、どのような意味なのかを生い立ちから詳しく聞いてみた。

“できる姉”に対するコンプレックス

東京の裕福な家庭で生まれ育った花凛。

勉強や運動はごくごく平均的だったが、子供の頃から美少女としては有名だった。

「4つ上の姉がいるんですけど、ルックスが良いだけでなく、幼い頃からバイオリンの才能があって、有名な先生がつけられ、英才教育を受けていました。高校時代にはレッスンやコンクールのために海外にも頻繁に足を運ぶようになって、両親は姉にかかりっきりでしたね。

私も母にすすめられるがまま、ピアノとかチェロとか習ってみたんですけど。全然面白くなくて…。すぐ辞めちゃいました(笑)」

両親の期待は姉だけに向かい、自分は何も期待されていないのだと、子供ながらに感じていた。

更に、周囲は姉を褒めるとき、「お姉ちゃん“は”すごいわね」という言葉を使った。

「直接的に私を貶めるような発言はなかったですけど、その言葉の裏にある“妹と比べて”という意図を勝手にくみ取って、姉に対してコンプレクスを抱くようになっていきました」

そんなストレスのせいか、中学時代の花凛は、姉からは逃げるようにテレビゲームやお菓子に走り、不貞腐れるような生活を送っていた。

しかしそんなある日、父親がこんな言葉を放ったという。

「花凛、ちゃんと嫁に行ってくれさえすればいいからな。そのためにはちょっと、あれだな、もう少し普通にならんとな」

自分はいたって普通だと思っていた花凛は、父親の言葉の意図がよくわからなかったのだが、ふと鏡に映った自分を見て愕然とさせられた。

「びっくりしちゃいました。気づかない間にかなりの太ってて。しかも、その様子を姉がどこか鼻で笑うように眺めていたんです。その時に心に誓いました。“絶対に姉を見返してやる”って」

花凛の中でプツンと何かが切れ、姉を超えてやる、という決意をしたのだった。

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最終更新:1/8(水) 5:20
東京カレンダー

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