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12球団の国内移籍を総チェック!松坂は古巣へ復帰し、バレンティンはソフトバンクへ。積極補強の楽天とロッテは虎視眈々と上位を狙う

1/9(木) 18:19配信

THE DIGEST

 オフの補強を制するチームがシーズンを制すると言っても過言ではない。せわしなく動いた期間を経て、各球団とも2020年を戦う陣容がはっきりとしてきた。春季キャンプで鍛え、オープン戦で戦力の見極めが始まる前に、国内移籍した選手たちを確認しておこう。

 昨季はシーズンの最後までつばぜり合いを演じた西武とソフトバンクが、実績と知名度抜群の選手を加えている。

 松坂大輔がキャリアをスタートさせた西武に帰って来た。1998年ドラフト1位指名を受けてプロ入りし、イチローから奪った3打席連続三振や高卒新人初の3年連続最多勝獲得など、在籍8年で数々の怪物伝説を築いた古巣へと復帰。一世を風靡した剛腕も現在は変化球中心の技巧派で、かつての18番ではなく16番を背負う。秋には不惑を迎える“平成の怪物”が、当時とは違う姿で返り咲きを期す。

 日本シリーズ3連覇中のソフトバンクには、日本球界を代表する大砲バレンティンが加入。言わずと知れたシーズン最多本塁打記録60本の保持者で、ヤクルト在籍9年間は通算288本のアーチをかけた。故障で長期離脱した15年を除く全シーズンで30本をクリアし、キングになること3回。契約は年俸5憶円の2年契約のようで、リーグをまたぐ移籍がどのように影響するか。昨季の交流戦17試合は2本塁打のみだったが、果たして。
 
 上位を目指す楽天とロッテは、積極的な補強を敢行した。

 松坂がレッドソックスへ移籍し、空白となっていた18番を受け継いだ涌井秀章は3球団目となる楽天へ移る。昨季は3勝に終わったが、18年までは5年連続で150投球回超えのタフネスを発揮したい。涌井と西武でチームメイトだった牧田和久も楽天入り。18年にパドレスで27試合に投げ、昨季はマイナー暮らしだったが、西武に在籍した7年間は通算53勝で25セーブ、70ホールドポイントをマークしている。

 楽天のブルペンには、ロッテから酒居知史が加わった。昨季は54試合に投げて、チーム2位の25ホールドポイントを挙げている。野手もロッテから鈴木大地を4年7憶円で補強。昨季は内野全ポジションをこなしながら外野も守り、自己ベストの15本塁打とOPS.826をマークした。ひたむきなプレーが身上で、ムードメーカーにもなれそうだ。

 先発ローテーションは2枚看板に加えて、クローザーから転向の松井裕樹を3本目の柱に据えようとしている。ここに完投能力のある涌井が4番手として加われば、投手陣再編の助けになるだろう。また、あらゆる起用に応えてきた実績を持つ牧田は、先発・救援のいずれでもフレキシブルに投手力を底上げできる。有事の際のスクランブル登板や故障者が出た際のリスクヘッジだけではなく、短期決戦の切り札としても機能しそうだ。
 

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最終更新:1/10(金) 0:44
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