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「5Gの電波」は人体に悪影響がある? 専門家が出した結論

1/9(木) 12:15配信

WIRED.jp

世界中の通信事業者が5Gネットワークの構築に向けて競い合うなか、米国ではこの次世代ワイヤレス技術の健康リスクを危惧する一部の政府当局者が規制に乗り出している。

まもなく訪れる5Gの時代、その電波は本当に「人体に影響ない」のか?

オレゴン州ポートランド市議会は2019年、連邦通信委員会(FCC)に5Gの潜在的な健康リスクに関する研究をアップデートするよう求める決議を行った(米国小児科学会は2013年、携帯電話の一般的な使用に関する研究について、FCCに同様の要求をしている)。

また、ルイジアナ州議会下院は19年5月、環境と健康に対する5Gの影響を研究するようルイジアナ州環境基準局とルイジアナ州環境省に求める決議を採択した。サンフランシスコ・ベイエリアでは、ミルヴァレーやセバストポルなど一部の町が、通信キャリアによる5Gインフラの構築に待ったをかけている。

5Gはなぜ不安を呼ぶのか?

米国下院議員のピーター・デファージオ(オレゴン州選出)はFCCへの書簡のなかで、5Gに関連する新技術についてこう懸念を記している。「5G技術の導入が目前に迫っているが、その実装のためには何十万もの『スモールセル(小型基地局)』を、住宅地を含む全国の地域社会に設置しなくてはならない。こうした設備は、旧世代の通信技術より高い周波数の電波を発する」

米国では、セキュリティ問題や気象予測システムへの干渉の可能性のほか、5Gの展開を早めるという名目でFCCが自治体の規制当局に対して強権的な措置に出る可能性など、5Gの導入を巡るさまざまな問題が懸念されている。

だが、5Gに対する健康上の懸念は誇張されている。もともと旧世代の通信サーヴィスでがんにならないか心配していなかった人にとって、5Gが何か新しい不安要素をもたらすわけではない。むしろ、そもそも心配する必要などない可能性が高いのだ。

当面の間、高周波数帯を利用する5Gサーヴィスはごく一部になる。高周波数帯を用いたとしても、それが可視光などその他の電磁波より有害であるという根拠はほとんどない。

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最終更新:1/9(木) 12:15
WIRED.jp

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