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食事嫌がるイヤイヤ期、どうすれば食べてくれる?

1/9(木) 6:00配信

JBpress

 寒さ厳しいこの時期、小さな子どもがいる家庭では、なるべく病気にかからないように食事にも気を使っていることだろう。しかし、「しっかり食べてほしい」といくら親が願っても、子どもの方がイヤイヤ期の真っ最中だったり、食べることにあまり興味を持っていなかったりすると思うように食べてもらえず、やきもきさせられる。

 栄養と食事のプロである管理栄養士・大塚真結さんは、食事の準備で悩むお母さんたちから相談を受けることも多いそうだ。「これでちゃんと大きくなるでしょうか」「健診の時に保健師さんに怒られてしまいました」など不安は尽きない。そんなイヤイヤ期のお子さんを持つ親御さんの悩みについて、大塚さんに聞いてみた。

■ 野菜嫌いにジュースは無意味なの? 

 離乳食の頃には野菜を食べていた3歳のシュンくんは、突然あらゆる野菜を完全拒否。みそ汁の具はすべて残すし、おかずの野菜は無視。にんじんなどを細かく刻んでハンバーグに混ぜれば食べてくれるが、母は毎食そんなに手をかけていられない。どの野菜が嫌なのか、何が気に入らないのかも教えてくれない。

 「野菜ゼロはさすがにまずい」と思った母は無糖の野菜ジュースを飲ませることにしたが、2歳半健診の時にそのことを相談すると保健師から「ジュースは野菜ではありません。虫歯の原因にもなりますから飲ませないようにしてください」と言われてしまった。それ以来、野菜ジュースはおやつの時間にだけ飲ませているが、あいかわらず食事での野菜は完全拒否のままだ。

 「野菜ジュースはそんなに悪いものなのですか?  ビタミンが足りなくて血液ドロドロの子になったらどうしようと思って」と涙目の母。

 大塚真結さん(以下、大塚) 野菜ジュースは砂糖不使用のものであっても糖分が多いですし、エネルギーも意外に高いです。お水がわりに飲むのは糖分の取り過ぎになるので、おやつを控えるなど工夫が必要ですね。野菜ジュースを料理に使ったり、スープやパンケーキに入れてみるのも良いでしょう。

 シュンくんは具なしの味噌汁は飲んでくれるので、いろんな野菜を入れた味噌汁にするといいと思います。野菜には水溶性のビタミンなどが含まれているものも多く、スープに溶け出していますから、野菜の風味や栄養の入った味噌汁にしましょう。

■ なぜサケしか食べないの・・・

 ハルくんはかけっこが得意な4歳児。活発だが保育園の同じ年齢の子に比べると小柄なのが母は気になっている。

 運動会で5歳児を追い越す息子の活躍を見て、体をつくるたんぱく質をしっかり食べさせなければと思うのだが、お肉が嫌いで、なんとか口に入れても飲み込んでくれない。でも、サケは大好きで毎日の食事に欠かせないほどだ。最近はブリやサバなども食べるようになったが、ハルくんのサケ愛は冷めることがなさそうだ。

 大塚 肉は幼児にはけっこう硬いので、しっかり噛めないと飲み込みにくいのでしょうね。サケやブリなどは小骨がないので食べやすいのと、肉よりもやわらかくて飲み込みやすいのだと思います。良質なたんぱく質なのでしっかり食べさせてください。

 ただ、塩分が多い塩鮭やフレークなどの加工品は食べ過ぎに注意してください。子どもは腎臓が未発達なので、塩分をうまく排出できずに害になるおそれがありますし、味覚が塩味に慣れてしまうと控え目の味付けのものが食べられなくなってしまいます。「ご飯のお伴」になっているものは塩分が多いですから、主菜ほどの量を食べないように気を付けてくださいね。

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最終更新:1/9(木) 6:00
JBpress

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