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医学部受験…「条件クリアで学費タダ」を掲げる大学、実態は?

1/10(金) 9:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

長期に渡る医学部受験。わが子はしっかり勉強しているのか、今年こそ合格できるのか…心配が積もるばかりです。最新の大学情報・勉強法・メンタルケアの方法を知り、親子ともども、来たる日に備えましょう。医学部受験の最新情報を配信する『集中メディカ』より厳選した記事をお届けする本連載。今回のテーマは、高額なイメージの医学部の学費について「安くなる方法はないのか?」。

学費が安い国公立は医学部受験生の「狭き門」

一般的に、私大医学部では3000万円前後の学費が発生します。一方、国立大学医学部の場合、6年間の学費は350万円程度です。

コストの低い大学を目指せるに越したことはありませんが、当然難易度も高く、狭き門です。「できるだけ学費がかからない医学部に入りたい。でも国立医学部はほぼ前期日程の一発勝負で、センター試験も自信がない…」と考えている人も少なくありません。

しかし、諦めないでください。「学費タダ」「学費免除」などの制度を設けている大学もあるのです。

◆6年間「学費ゼロ」の医学部はここだ

埼玉県所沢市にある防衛医科大学校は、卒業後9年間、自衛隊に勤務することを条件に、学費が全額免除になります。加えて、在学中は全寮制なので生活費負担が少なく、給与や賞与も支給されます。

ただ、同大学は軍医養成校なので、自衛官としての実務訓練(パラシュート降下や野営など)も必須。学力のみならず、体力勝負なところもあるので、身体能力に自信がある人向けといえるでしょう。

また、栃木県下野市にある自治医科大学も知っておきましょう。同大学では卒業後9年間、学生の出身地にある「へき地医療施設」等で勤務することを条件に、学費が全額免除されます。授業では、CTやMRIなどを使わずに身体初見を行う訓練を繰り返し、医療の最新機器が導入されていないへき地での診断や、緊急性の判断が行える医師を育成します。こちらも全寮制で、寮費は月額8500円程度。安価な食堂や勉強室なども完備されており、志高い学友とともに、国家試験へ前向きに取り組める環境が整えられています。

◆成績優秀なら「特待生制度」を利用する手も

各医学部の医師国家試験合格率は、受験生の志望校選びの指標となっており、この数値が医学部の人気を左右するといっても過言ではありません。そのため各大学は、「特待生制度」を設けて優秀な学生を集めることに力を入れています。学費等を免除することで多くの志願者が集まれば、成績優秀な学生の入学率も高まり、将来的には国家試験の合格率アップにもつながるからです。

以下は、各医学部が提示している特待生制度の一例です。

●国際医療福祉大学「医学部特待奨学生制度」

特典:1年次250万円を給付・入学金150万円を免除、2年次以降は230万円を給付。

選考条件:特に成績が優秀な合格者(一般入試45名、センター利用入試5名)。

●北里大学「特別待遇奨学生制度」

特典:(第1種)入学金、授業料、施設設備費および教育充実費の納入免除。/(第2種)入学金および授業料の一部の納入免除。

選考条件:一般入試合格者のなかから上記2区分による特待生を選考(若干名)。

●慶應義塾大学「人材育成特別事業奨学金」

特典:4年間、年間200万円(総額800万円)を給付。

選考条件:一般入試成績上位者10名程度。

●東京女子医科大学「特待生制度」

特典:授業料(280万円)を継続的に4学年まで給付。

選考条件:一般入試の成績上位5名。

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最終更新:1/10(金) 9:00
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