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「歯の磨き方」でリウマチにも効果!口内環境と腸内環境の密接な関係

1/10(金) 8:01配信

現代ビジネス

腸は人体最大の免疫器官

 近年,さまざまな全身疾患の発症や進行に腸内細菌が関連していることが報告され、テレビや雑誌で取りあげられている。リウマチ患者は健常者と比較すると、腸内細菌が集まっているという。唾液から腸に運ばれた歯周病菌が腸内の免疫バランスを破綻させて、異常タンパクを作り出し、関節の炎症を重症化させる。つまり口内環境をよくすることが、腸内環境もよくする。

 「消化された食べものの90%が、小腸の粘膜から栄養素(タンパク分子、そのほかの栄養素)を体内に吸収し、身体に害になるものを排除します。ここで病原菌の侵入を防いでいます。小腸は免疫システムが発達しています。この働きに腸内細菌が大きく関わっています。

 腸内細菌のバランスが崩れてしまうと、免疫機能が破綻して、アレルギー疾患や自己免疫疾患につながります。だからリウマチの発症の原因とされています。
小腸の細胞は1~3日で入れ替わります。新しい細胞に替わっていくために、バランスのよい食事をとり、栄養素を与えなければならないのです」

 小腸の役目を知って自分の無知を恥じた。小腸で起きる誤作動がリウマチの原因だと納得できた。

 「大腸は水分やミネラルを吸収して、残ったものを便にして排泄します。便には腸の粘膜から脱落した上皮細胞、腸内細菌、腸内細菌が作ったものが含まれています。この働きを支えているのが腸内細菌。腸には1000種類以上、100兆個もの菌が存在しています。善玉菌、日和見菌、悪玉菌です。重さは1,0~1,5㎏と言われています。
免疫細胞の60~70%が腸に集まっています。小腸が誤作動すれば、病気になるのは当然と言えます」

 善玉菌は腸を酸性に保ち、悪玉菌が増えて腸の中にあるものが腐らないようにする。便秘や下痢を防ぎ、消化吸収を助け、免疫細胞を活性化させる。

 悪玉菌はタンパク質などをもとに発がん物質や有害物質を作り出し、腸内物質を腐敗させていく。便秘、下痢、肌荒れ、生活習慣病、老化の原因になる。

 日和見菌は一番多くある菌で、周りの様子を見ながら善玉菌にも悪玉菌にもなる。体力や免疫力が低下すると、悪玉菌と同じ働きをし、悪循環が始まる。免疫力が正常であれば、日和見菌は悪玉菌に加担することはない。

 口内環境と腸内環境の密接な関係がわかると、口の中をきれいにしたくなる。
朝、起きると、最初に口を何度もゆすぐ。寝ている間に増えた歯周病菌を口から出す。その後で、歯磨きをする。何か食べると、歯間ブラシを使い、口をゆすぐ。さらに歯磨きをする。フッ素がなくならないようにゆすがない。

 何十年も繰り返し行っていれば、健康な身体を保つ要因になる。リウマチの痛みのつらさを知っている私は、身体をきれいに保つため、8分間の行動をいとわなくなった。

 次回は1月24日公開予定です

小西 恵美子

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最終更新:1/10(金) 8:01
現代ビジネス

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