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いまオーストラリアを旅するなら、事前に知っておくべきこと

1/11(土) 7:20配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

森林火災でコアラなどの野生動物も被害に。観光への影響は? 支援の方法は?

 2020年を迎えて、連日のように、炎に包まれるオーストラリアの映像や写真を見かける。大陸のあちこちで森林火災が発生。23人以上の命を奪い、2000棟近くの住宅が灰じんと化し、今後も数が増える勢いだ。被害は野生動物にも及ぶ。ニューサウスウェールズ州のコアラの30%を含む5億の動物が命を落としたと考えられている。これまでの焼失面積は、2019年に大きく報道された、アマゾン熱帯雨林とカリフォルニア州の火災で焼失した面積をすでに超えるほどだ。

写真:火傷を負ったメスのコアラ

 オーストラリアで人口が多いビクトリア州とニューサウスウェールズ州の全域で、1月8日現在で約150の森林火災が確認されている。当局の予測では、完全な鎮火まで数カ月かかる見込みだという。では、オーストラリアへの旅を検討していた人は、計画を取りやめるべきなのだろうか? 今回は、旅先としてのオーストラリアについて、知っておきたいことを紹介したい。

豪州旅行を計画している人はどうすべき?

 オーストラリア政府観光局が20年1月3日に発表した声明によると、森林火災の影響を受けているのは限定された地域で、それ以外の地方の観光には影響がないという。火災が発生している地域に関する情報も、州や準州の消防当局が公式サイトやTwitterで最新情報を発信している。情報の更新頻度は高いので、火災が発生している地域にいても、取るべき行動を知るガイドとなるだろう。

 ニューサウスウェールズ州の地方消防局(RFS)が開発した「Fires Near Me」(iOS、Android対応)はオーストラリア全土の火災を教えてくれるアプリだ。今シーズンに森林火災が発生した地域を特定できる。山火事が発生したからと言って、必ずしも立ち入り禁止となるわけではない。ただ、そうした場所を訪問するなら、事前にそして到着後も最新情報を入手しておきたい。

 今のところ、キャンベラ、メルボルン、シドニーといった、オーストラリアの主要都市は火災の被害を受けていない。ただシドニーでは、森林火災で発生した煙の影響で大気が汚染されている。Aqicn.orgというウェブサイトでは、全世界の大気汚染状況がリアルタイムで分かるのでチェックしよう。P2やN95の規格に対応した防じんマスクの需要が高まっているので、持っていくといいかもしれない。

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