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ランニング中の摩擦による皮膚の炎症を防ぐ方法

1/11(土) 22:04配信

ウィメンズヘルス

マラソンのトレーニングは過酷。特に、胸や脇の下に瘡蓋(かさぶた)ができてしまった時。長距離を走っている間、スポーツブラで皮膚が擦れて、ひどい状態になっていたことはない? そこで、擦傷を引き起こす原因や対策、擦傷ができたときの対処法について、詳しい内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介!

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擦傷って何?

「擦傷とは、物に擦れて皮膚がむけてできた傷や衣類による被れのことを指し、肌に赤みや炎症、痛みを伴います」と説明するのは、ワイルコーネル医科大学の皮膚科学の助教授であるシャーリー・リプナー医学博士。汗や湿気が多い環境が(雨の日や大量に汗をかくランニングなど)、擦傷のリスクを増加させる。

擦傷により皮膚に炎症が起きやすい人は?

擦傷は誰が経験してもおかしくはないが、ランニングやサイクリングなど、運動中に汗をかく機会が多いアスリートたちは、より頻繁に擦傷を起こしやすいとリプナー医学博士は説明する。長時間のワークアウトでも、体温が上昇して汗をかけば、過度な摩擦が起きやすいため、部分的に皮膚が炎症を起こすことはもちろんある。

摩擦による皮膚の炎症が起きやすいのは、オイリー肌ではなく、乾燥肌の人。「皮脂の分泌量が多ければ、肌に衣類が擦れるよりも、滑りやすくなります」とリプナー医学博士。

擦傷を防ぐには?

擦傷になりやすい部位(胸や腕、脇、太ももなど)に関係なく皮膚の炎症を防ぐためには、肌を冷まし、乾いた状態を常に保つこと。「体にピタっとフィットするスポーツウエアを着用すると、肌擦れは起きにくくなります」とリプナー医学博士。反対にタイトすぎるものも肌に食い込むのでおすすめできないそう。スポーツウエアは、上下ともに吸水効果の高い素材でできたものを選ぶことで、擦傷を回避できるとのこと。

シームレス(縫い目がない)なスポーツウエアも◎。ニューヨークのトレッドミルスタジオ「Mile High Run Club」のインストラクターであり、認定ランニングコーチのエリザベス・コーカムが言うには、縫い目が荒いものは、肌にダメージを与えるそう。幸いにも、多くのスポーツブランドが、シームフリーのスポーツウェアを展開している。

コーカムによると、サイズがぴったり合うものを身につけることが重要だという。「スポーツブラのサイズをワンサイズ下げたら、完全に肌擦れしなくなったのよ。汗で肌が濡れてくると、衣類の繊維が膨張して、アンダーの部分が少しずれてくる。3時間走った後には、肌が擦れてひどいことになっていたわ」とコーカムは言う。

着用していて不快なスポーツウエアで長時間ランニングをするよりかは、新しいスポーツウエアを購入して走る時間を少なくした方がいい。

カリフォルニア州サンカルロスの皮膚科に勤務する皮膚科専門医、マリー・ジン医師は、擦傷を防ぐための対策として、乳首に貼る専用のテープを、胸あたりの摩擦が起きやすい部位に貼っておくように提案している。

太ももや腕に擦傷ができやすい人は、「Body Glide」や「Aquaphor(アクアフォー・ヒーリングオイントメント)」を肌に塗っておくようにコーカムは勧めている。「走るたびに毎回塗る必要はないけれど、長時間走る場合や、湿気が多い日、雨の日には、このような対策を取っておくといい」とコーカム。「走る前に、肌を守るために十分に塗っておく。走った後はシャワーを浴びる前に塗ることで、水からも肌を守ることができる(既に擦傷ができている場合は、シャワーで余計痛めてしまうから)」ジン医師いわく、腕や太ももの擦傷を防ぐためにコーンスターチを塗っておくと有効だとか。

さらにジン医師は、汗に塩分が多く含まれていると皮膚に炎症が起きやすいため、水をいっぱい飲むように提案を加える。また、夜に制汗剤を使用すると、日中の汗をかく量を抑えられるとのこと。このような対策が、痛々しい擦傷のリスクを軽減してくれるよう。

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最終更新:1/11(土) 22:04
ウィメンズヘルス

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