ここから本文です

マスクは1日20枚 絶対に休めない医師の風邪対策

1/11(土) 17:41配信

NIKKEI STYLE

『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』著者に聞く

忙しい日々を送っていると、体調管理がおろそかになり、休暇になったとたんに「バタンキュー」とばかりに寝込んでしまう。そんな経験はないでしょうか。時間がなくても、十分な休養とバランスの良い食事をとり、健康でいるのが理想ですが、現実にはなかなか難しいもの。そこで、『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』(日経BP)の著者である、池袋大谷クリニック院長の大谷義夫さんに、ハードな毎日を送りながらも、いつでもパフォーマンスを発揮できる状態にいるコツについて聞きました。

◇   ◇   ◇

毎日、膨大な風邪患者を診察しても風邪をひかない理由

――大谷さんのクリニックは、東京・池袋駅のほど近く、繁華街のど真ん中。しかも専門は呼吸器内科ですから、風邪をひいた患者さんがたくさん訪れるはず。ご自身はどのように風邪予防しているのでしょうか。

【大谷】 以前は飛び込みの患者さんも多く、22時を過ぎても診察が終わらないことがよくありました。現在は予約制にしたのですが、それでも20時半を過ぎてしまうことがあります。それだけ多くの患者さんに向き合っても体調を崩さずにいられるのは、一言でいえば、「科学的根拠(エビデンス)」に裏付けられた体調管理を行っているからです。

――最近は、さまざまな分野で、エビデンスの重要性が言われるようになってきました。具体的には、どのようなことをやっているのでしょうか?

【大谷】 風邪はありふれた病気ですが、油断せず、基本的な予防法を徹底して、細かいリスクをつぶしていくことが大切です。例えば、マスク。エーザイの調査では、7割もの人がマスクを正しく使えていませんでした。マスクの誤った使い方の例としては、「ウイルスが付着したマスクのフィルター部分を触ってしまっている」が43%、「マスクを外した後、手洗いできていない」が54%だったのです。

――えっ、同じマスクを次の日も使うのはダメですか?

【大谷】 衛生的ではありませんよね。アメリカのミネソタ大学の研究では、インフルエンザウイルスが、衣服や紙、繊維の上で8時間ほどは生存が可能だということがわかりました。マスクについたウイルスが次の日も生きている可能性は高いのです(J Infectious Dis. 1982;146:47-51.)。

私は仕事柄、診察のある日は20枚ほどマスクを使います。一方、診察がない日でも、4枚以上は使っています。医療従事者でない方は、1日に4~5枚程度を目安にするといいと思います。

1/3ページ

最終更新:1/11(土) 17:41
NIKKEI STYLE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事