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ドリフトできるEV、タイカンは紛うことなきポルシェだ!

1/11(土) 21:11配信

GQ JAPAN

9月の発表以来、話題になっているポルシェ初のEV、タイカン。新たに追加された4Sは、3グレード中最長の航続距離を誇るなど、単なるエントリーグレードとは異なる魅力を持っている。今回は、ジャーナリストの藤野太一が北欧で同車をテスト。極寒の地でその実力を確かめた。

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タイカンの実力をEVアウェイの地でテスト

2019年9月にワールドプレミアされたポルシェ初のEVタイカン。当初は「ターボS」と「ターボ」の2つのグレードが用意されていたが、第3のモデルとして「4S」が追加された。もちろんEVなのでターボがついているわけではないし、あえて「4」と言わなくてもタイカンは全モデル4WDだ。ポルシェとしてはポジショニングをイメージしやすいように911などに準じた名称を使っているのだという。

タイカン4Sの国際試乗会の舞台は、フィンランド北部の北極圏にあるレヴィという町だった。オーロラ鑑賞ができるリゾート地として世界的に有名で12月の平均気温はマイナス10度を下回る。バッテリーにとって過酷なこの地でタイカンの実力をアピールする狙いがあったわけだ。

ターボ系と4Sとの最大の違いは、バッテリーとモーターだ。まずバッテリーはターボ系が93.4kWhの2層構造パフォーマンスバッテリープラス(PBP)を搭載するのに対して4Sは、79.2kWhの1層構造パフォーマンスバッテリー(PB)を標準装備する。これだけで約76kgの軽量化になるという。ただし4SもオプションでPBPを選択することも可能だ。

モーターに関してはフロントとリアのアクスル上にそれぞれ1つずつ計2基の永久磁石同期モーターを搭載していること、リアアクスルには加速と最高速への要求を満たすために2速のトランスミッションを搭載していること、といった基本構成はターボ系と同じ。フロントモーターはターボ系と同様のもので、リアには有効長を80mm短く小型化したものを搭載している。

4SのPB仕様車の定格出力は435ps、ローンチコントロール使用によるオーバーブースト時には最大530ps。一方PBP仕様車は490psで最大571psを発揮。0-100km/h加速4.0 秒、最高速度250km/hは両者共通スペックだ。PB仕様車の航続可能距離はWLTPモードで407km、PBP仕様車は463kmとターボの450kmを超えて、タイカンとしてはもっとも長く走れるモデルとなる。

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最終更新:2/7(金) 15:10
GQ JAPAN

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