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子どもの「イヤ!食べない!」にストレスなく対応するには?

1/11(土) 12:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

親が焦って怒るほど、オムツ外しは長引いてしまう

そんな私が、たくさんの子どもを見てきて確実に言えることが一つあります。それは、親がトイレの失敗に対して過剰に反応すると、オムツはなかなか外れないってこと。親が焦るほど、怒るほど、オムツ外しは長引きます。

子どもは繊細です。怒られたイヤな記憶がトイレにくっついて、萎縮(いしゅく)してしまうのでしょう。

園にも、なかなかオムツが外れなかった子がいました。気づけば4歳になろうとしていて、お母さんは相当焦っていてね。毎日「大川先生、どうしましょう」と相談に来られていました。

私がのんびりして見えたのか、「もう、よその園に転園します!」って言われたこともありました(なんとか思いとどまってくれましたが)。

よその保育園では、時間で区切ってみんなで一斉にトイレに行くのがオムツ外しの主流のやり方だそうです。自分で「おしっこしたい」と思う前にトイレに行って、とりあえず溜まっている分を出しちゃう。

そうすれば、たしかに失敗の確率は下がります。そのお母さんは、そういうふうに無理やりにでもオムツを外してくださいと言っていたわけです。

でも、身体がまだ未熟でも、子どもの前に人間でしょう。「おしっこしたいな」「ウンチしたいな」と感じるタイミングは、ひとりずつ違うはずです。

私、まずはやっぱり「なんだかムズムズするぞ?」「トイレに行きたいかも?」を自分の身体で感じてほしくって。だからうちは、集団でのトイレトレーニングはしないのです。

もちろん失敗しても、怒りません。

「あら、出ちゃったか。今度はもうちょっと早く行こうね」

そう言って、着替えて、おしまい。子どもたちも怒られないから、あっけらかんとしています。

でも、失敗すると恥ずかしいとか、濡れると気持ち悪いとか、そういう気持ちが徐々に芽生えていくのね。そうして、「おしっこしたい!」の感覚にだんだんと敏感になっていくのです。おもらししたときの始末の仕方(「今度はもう少し早くトイレに行こう」と言って着替える)を教えておくのも、ここでのポイントです。

そうそう、そのオムツが外れなかった子はどうなったか?

4歳になってお母さんが仕事を変えたか時短扱いが終わったかで、勤務時間が長くなったんです。そうしたら忙しくなって、子どもに怒ることが減って、するっとオムツが外れました。

子どもって、なんとストレスに正直な生き物なのでしょう!


大川 繁子

私立保育園 小俣幼児生活団

主任保育士

大川 繁子

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最終更新:1/11(土) 12:00
幻冬舎ゴールドオンライン

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